【注目】「経皮毒」と煽りながらも自社開発の合成洗剤を推奨する七田式

テレビCMも行っている関係もあり、幼児・児童教育で「七田式教育」のしちだ・教育研究所(設立:島根県江津市/本社:東京都中央区)をご存じの方も多いかと存じます。その七田式ですが、放ってはおけない驚愕の事実が判明したのです。なんと、「合成洗剤は経皮毒」だと煽りながらも、七田式が開発した合成洗剤を「これなら大丈夫」と推奨していたことが判明しました。

(著者の判断により、問題の記事は非公開とさせていただきます。お知りになりたい方は、いいねとコメントとお願いします。

問題の記事は、大阪府大阪狭山市にある七田式教育を実践する教室のブログ記事です。

市販の合成洗剤には、こんな有害な成分が入っていますよ、免疫力の低下やアレルギー・ガン・ホルモンバランスの乱れの原因になりますよ…などと、いわゆる「経皮毒」記事でいうところの定番の訴え方をします。そして、最後に紹介してあった「経皮毒の心配がない洗剤」の紹介記事のリンクをクリックし、その成分を確認すると、なんと、「有害ですよ〜!」と前に例示してあった成分と重なると思われる、もしくは、前に例示してあった成分と同等以上の毒性が疑われる類縁の合成界面活性剤が含まれていることがわかり、その表示も、「どうせ親御さんは化学がわからないからツッコまないでしょ」といわんばかりの、物質名を特定しない、いい加減な表示だったのです。これで誠意があるといえるでしょうか。

波動・ESP(超感覚的知覚)…ニセ科学の発信塔としての七田式

Wikipedia日本の「七田式教育」の記事には、波動やESP(超感覚的知覚)など、ニセ科学を利用した教育を行っていると説明があります。

七田式教育 - Wikipedia

低学識、もしくは、子育てを知り尽くしたフリをしたがる虚栄心旺盛な子育て世帯が、このような「ニセ科学系児童教育」の餌食になるわけです。連鎖販売取引に引っかかりやすい人の特徴ともよく重なります。こどもの能力を最大限に引き出す児童教育の仮面を被り、ジンクピリチオン効果で、まことしやかに引っ掛けるやり方は、悪徳商法にも通じるものを感じずにはいられません。

銀鮒の里学校の発起人は石けんの化学技術者

銀鮒の里学校開校運動のルーツは、石けん運動にあるといってもよいくらいです。銀鮒の里学校の発起人はもとは石けんの処方や製造の技術を開発する化学技術者です。合成洗剤の洗脳的マーケティング戦略の影響で、長年にわたり、普及率が頭打ちないしは低下傾向でさえもある石けんの将来を憂い、万策尽きた末に、「このままではダメだ。教育から家事や洗浄、環境保全の価値観から変えていかなければならない」と一念発起して6年前から始めたのが、銀鮒の里学校の開校運動なのです。「調和」「平和」「市民的な豊かさ」の自立的追求を銀鮒のシンボルに託した草の根の学校、それが、銀鮒の里学校なのです。

※「経皮毒」という非公認用語で心配を煽ったり、「癌」のことを「がん」ではなく「ガン」と表記する情報源は信憑性に疑問がありますので、ご注意下さい。(銀鮒の里学校では、「経皮毒」という表現は一切用いていません。)

何かおかしい、と思ったら一人で悩まずお問い合わせを

教育でおかしいのは、公立学校などの学校教育法の学校だけではありません。民間のオルタナティブ・スクールや塾、子育てアカデミーなどでもまた同様です。ここで挙げた七田式のように、ニセ科学の隠れ蓑になっている場合も少なくないかもしれません。企業などからの支援を一切受けず、市民草の根を貫く教育の最後の砦、銀鮒の里学校は、商業主義や社会の低知性化を憂慮し、「わが子はこのまま社会の言いなりで大丈夫なのか」と気にかける子育て世帯の気持ちに寄り添い、問題意識を共有して、お互いで理想の教育を創り上げていく取り組みをしていきたいと考えています。もちろん、銀鮒の里学校では、ニセ科学や連鎖販売取引は厳禁としていますので安心です。現代の教育で迷いを感じたら、ぜひ、お茶のみ感覚で銀鮒の里学校の門を叩いて下さい。

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