鹿児島県出水市の採卵養鶏場でまたも鳥インフル、約6万3,000羽を殺処分、今季同市7例目

史上最悪の同市内7例連続発生

鹿児島県は8日、同県出水市野田町の採卵養鶏場でH5亜型の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生したと発表しました。7日に、この養鶏場を運営する系列農協から、死亡数の増加がみられると、この地域を管轄する家畜保健衛生所に通報があり、同家保が現地で簡易検査を行ったところ、A型インフルエンザ陽性の反応が確認されました。8日、遺伝子検査を行ったところ、HPAIの疑似患畜であることが判明したということです。これを受けて鹿児島県では、この採卵養鶏場の採卵鶏の全数にあたる約6万3,000羽の殺処分を進めています。今回の発生で、同じ出水市内で今季7例目となり、同季同市内での発生としては、過去最悪を更新したことになります。飛来のツルの死亡数も1,000羽を超過し、これを警戒してか、韓国方面への逃避行をするツルも多く、今やツルにもそっぽを向かれている出水市。このまま工業的養鶏への依存を続ければ、出水市が一気に衰退することも避けられません。自然は鹿児島県や出水市に厳しい選択を迫っています。

鹿児島県による公式情報
https://www.pref.kagoshima.jp/ag07/r4-hpai/7-2.html

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