新型コロナウイルスワクチン接種券が届く前の心得

米国ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの無償(国費負担)接種が決定し、各自治体から無償接種券が郵送されることになっています。その一方で、ごく一部とはいえ、ワクチン接種を受けた人でアナフィラキシーの副作用も報告されています。ふなあん市民運動メディアとしては、ワクチン接種に関しては、賛成とも反対とも表明することはせず、各主体のリスク認識に基づく判断に委ねたいと考えています。このような判断をするにあたり、これから説明するように、読者のみなさまと、リスクと便益に関する基本的な考え方を共有しておきたいことがあります。

感染予防で最も重要なことは何かを考える

ワクチンは感染防止の決定的な方法でしょうか。ワクチン接種よりも重要なことはないのでしょうか。まずは、このようなことを考えていただきたいのです。そもそも、ワクチンとは何でしょうか。ワクチンとは、病原体への感染に先回りして、擬似的な感染状態を生じることで抗体もしくはそれに準ずるものを生じさせることにより、特定の病原体に対する免疫力を補う予防薬です。当然、身体の状態には個人差があるため、ワクチンの効果にも個人差があり、人によっては全く効かない人もいます。有効率という数字上は高い有効性であっても、あなた自身がその「少ない方」に入る可能性も否定できないのです。効果がないうえに、副作用は人一倍強く現れる場合もあるのです。

免疫力を高めるうえで、ワクチンはあくまでも補助的なものにすぎないということを心得ておくべきです。いうなれば、日常の食事に対するサプリメントのようなものだということです。基本的には、日常の食事が充足していれば、サプリメントなしでも健康を維持できます。サプリメントは、健康管理をより効果的に行いたいというニーズを容易に満たすものにすぎないのです。ワクチンも同じです。ワクチンを接種しても、不摂生をすれば、感染する可能性もあるのです。あくまでも、日々の食生活などの生活習慣を確認し、不摂生の傾向があるのであれば、その傾向をなくしていく努力のほうが優先されるべきなのです。

自然の感染防御のしくみを正しく理解する

人体は善玉の常在菌や常在ウイルスの働きで、病原体への感染を免れるしくみがあることをご存知でしょうか。常在ウイルスとは、聞きなれない言葉だと思いますが、それも無理はありません。マスコミなどで知らされると、製薬業界が困るくらいに強力な可能性を秘めているからです。常在ウイルスは腸管や皮膚をはじめとして、人体のあらゆる部位に常在していると考えられています。人のおしりのあなから出る「太い褐色のかたまり」には、かなりの量の善玉菌や善玉ウイルスが含まれていると考えられており、とくにこどもの場合は、悪玉菌や老廃物などもほとんどなく、とくに良質であると考えられていますが、単に菌やウイルスが多いという理由でもって、さも感染症の原因だと決めつけるようなことは明らかに誤解です。著者は、とても元気な小学生くらいのこどもの「太い褐色のかたまり」を経口摂取するという人体実験を何度も繰り返し、体を張って行ったことがありますが、この人体実験で、腸の状態が改善され、それに伴って、風邪などの感染症にかかりにくい体質になることを実感しています。糞便移植が、薬物殺菌治療に代替する腸管感染症治療の切り札として注目されているように、健康な他人の便が感染症を予防する可能性を秘めていることも、市民的なバイオテクノロジーとして今後注目されるとみられます。ウィズコロナ時代の今、新型コロナで感染死することを免れるためなら、何をやるのも厭わない、そういう状況にあります。滅菌・消毒・ディスタンシングの真逆の発想の転換が、むしろ、新型コロナウイルス感染から免れるためには重要だという見方も注目されつつあります。こどもとのスキンシップや、昭和のころのような、こどもどうしの皮膚がこすれあうようなあそびも、免疫力が発達途上のこどもを感染症から守るためには重要なことなのです。濃厚接触による感染は、食養生に無頓着な人やストレスフルな人との交渉で起こっているのであり、一緒くたに人との接触を避けるべきだと決めつけるのは誤解を招きます。ウィズコロナ時代だからこそ、健康な人(とくにこども)とはできるだけ肯定的に接触するように、精神衛生上も心がけたいものです。

商業主義とも密接に関係

新型コロナワクチンの製造企業は限られていますが、それらの中には、ビル・ゲイツワクチンとも称されるジョンソン・エンド・ジョンソンも含まれています。現在のところ、日本での実用予定はありませんが、商業主義問題の観点もワクチン接種を受けるかどうかの判断材料に含めていただきたいと思います。

いかがでしょうか。これらのことを考えれば、ワクチンはなくてもこの難局は乗り越えられるのではないかという自信がついたのではないでしょうか。それでもどうしても不安があるという方は、ワクチン接種を受けていただいてもよいと思います。

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