アキタフーズ元代表と吉川元農水相、贈収賄の罪で在宅起訴

アキタフーズ元代表が贈賄罪で、吉川元農水相が収賄罪でそれぞれ東京地検特捜部によって在宅起訴されました。賄賂にあたる金額は500万円ですが、賄賂として認められなかった分も含めると、1,800万円にも上ります。この事件の問題の核心は、アキタフーズ元会長が、従来のバタリーケージ養鶏に対するアニマルウェルフェアに関しての国際的な批判の波に危機感を感じ、農政の最高権力者の立場にある農水大臣に直接的な影響を及ぼそうとして、農水大臣が日本政府としてOIEコードのアニマルウェルフェア基準の厳格化に反対する見返りに賄賂を贈ったということにあります。アキタフーズ元会長は、東京地検特捜部と広島地検によって、政治資金規正法違反の罪でも在宅起訴されました。今後、両者は、法廷で裁かれ、量刑が決定されることになります。なお、今回のアキタフーズ賄賂事件で知られることとなったOIE卵用鶏コードについての国際会議は、本年5月に開催される予定となっています。

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