やさしさに包まれる能勢・ぎんぶなのうえん、23日開園

こどもがあそべる農園、能勢・ぎんぶなのうえんが23日午後1時、開園しました。

能勢町内でも、学校から帰ったら、商業ゲームなどの商業主義的・拝金主義的なあそびをするこどもが多い実態があります。このような問題は、教育上の問題にとどまらず、現状のままでは、都市部への人口流出や農業就農・起業者の減少に歯止めがかからず、能勢町そのものの存亡の危機に瀕しています。また、商業的な娯楽に興味関心がないまじめ少数者(EMs)の居場所がない実態も深刻な問題となっています。開墾・試験栽培を開始してから約1年半の歳月を経て、能勢・ぎんぶなのうえんは、これらのような能勢町やその周辺の都市部の問題を解決すべく、開園しました。

開墾にあたった、栽培管理責任者でもある記者は、自身も小学校時代からのEMsで、クラスメイトの興味関心には合わず、孤独に苦しんできた経緯があります。そんな中で、格好の理解者は、正直に育ってくれる植物でした。生来の真面目気質も後押しして、園芸を始めて約40年になる今、童心に帰りながら、現代の植物少年少女がときめくような、「こどもがあそべる農園」「こどもの世界観を拡大する農園」を思い描き、今、具現化しています。ちょうどきょう24日は、日本植物学の父、牧野富太郎の誕生日、植物学の日ですが、つい最近のNHKの連続テレビ小説「らんまん」での小学生時代から青年時代の万太郎(牧野富太郎)の姿と、私の同時代の姿がよく重なり、とても親近感を覚えます。牧野富太郎も、小学生時代から青年時代には、同年代の友達はほとんどおらず、植物が最良の理解者だったといいます。それでも、自身が好きなことを信じ貫き続けた結果、日本の植物分類学の礎を築いたのです。これは決して、黎明期だからこそできたことではなく、今でも大いに可能性はあります。その、本気で取り組む人は少ないかもしれないが、将来にとても重要な意味を持つ多くのことを手掛けているのが、この、能勢・ぎんぶなのうえんであり、銀鮒の里学校なのです。

あなたもぜひ、今すぐ銀鮒の里アカウントを取得して、能勢・ぎんぶなのうえんにご来園ください。

リムナンテスがやさしく迎えてくれます
コーンフラワーの入口花壇
エリシマム・アリオニー’シベリアン・オレンジ’
採種の前に咲き誇るのらぼう菜(黄色)と田辺大根(白色)の花
こんもりと育ったキャットニップ

日本でも外国でも、片田舎の広い庭や畑で見られそうな、故郷を感じる、思わず涙が出てくるような四季の情景が、能勢・ぎんぶなのうえんにはあります。今、忘れかけている、人生で忘れてはならない何かを思い起こさせてくれるでしょう。

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