【GW前準備】「マクドナルド買って里山レジャー」は一家無理心中状態です!

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能勢・ぎんぶなのうえんを認証制にするもう一つの重要な理由がそこに

連休の家族里山レジャーの行きがけにマクドナルドのドライブスルー、これは、一家で死にに行くようなものです。

そう聞いて、「そんなアホな!」といってしまうような家族は、この連休は、都会でおとなしくしていることです。

この警告は、決して大げさなものではありません。脅すものでも何でもありません。ナチュラルリスクを侮った結果、楽しいはずの里山レジャーで家族、とくにこどもの生命を落としたり、重大な後遺障害を残すことになったということも少なくありません。「知っていれば…」と後悔を残し、連休後に憂鬱になることのないよう、事前に心の準備の警告をしておきます。

なぜ、マクドナルドを食って里山レジャーが無理心中行為なのでしょうか。その理由を説明します。

感染すれば致死率30%超!マダニ感染症SFTSの恐怖!

マダニは、吸血して肥大しても、こどもの小指の先大になるかどうかの、よほど注意してみなければわからない、刺されると生命にもかかわる危険生物です。記者の私も、能勢・ぎんぶなのうえんで、年に1回程度、刺されることがありますが、刺されてもほぼ無感(無痛)のことが多く、帰ってお風呂に入るときにはじめて気づくということが多いものです。マダニに刺されて必ず感染・発症するというものではありませんが、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という、致死率30%以上とされる危険な感染症を、マダニに刺されて1ヶ月以内に発症することがあります。よく、草刈り作業をしていた人がSFTSを発症して死亡したというニュースがありますが、そのことです。

SFTSは感染症ですから、マクドナルドのような劣悪な食生活や、商業ゲームなどの劣悪なあそびなどが重なる不摂生などで免疫力が低下した状態でマダニに刺されると非常に危険です。これが、前に述べた、マクドナルドのドライブスルーに行ってから里山レジャーに行くような行為が一家無理心中たる所以です。

里山で頻繁に目撃情報がある生きた地雷「ヤマカガシ」&「ニホンマムシ」

ヤマカガシやニホンマムシは、里山の住民も最も恐れる危険生物(毒蛇)です。とくに、ニホンマムシは、もともとは夜行性ですが、昼間では強い日差しを嫌うため、草むらなどに営巣していることがよくあり、里山事情を知らないカジュアル・ツーリストが奇襲攻撃に遭遇して、生死を彷徨う事故が後を絶ちません。万一噛まれると、素人の応急処置だけでは、生命の保証はありませんので、確実に最寄りの救急病院に救急搬送となります。病院では、血清による治療を行いますが、その血清は、一度使用した経験があるタイプの血清は二度と使用することはできません。里山の住民から、「噛まれて助かる回数は限られる」と脅しのような話を聞いたことがあるかと思いますが、そういうことなのです。数回程度なら、生命を落とさずに済むかもしれませんが、2度目以降は、生命の危険も覚悟しなければいけないほど危険な存在が、このニホンマムシなのです。

ヤマカガシは、ニホンマムシほど危険ではないといわれることがありますが、実は、ヤマカガシの毒はニホンマムシよりも殺傷力が強いという説もあり、油断は厳禁です。ヤマカガシもニホンマムシも同様に危険で、絶対に噛まれない術を身につけることが、里山で生き残るうえでは必須です。

※能勢町の場合、町内には毒蛇咬傷の処置に対応可能な救急病院はありません。救急搬送される最寄りの救急病院は、山を下りた先の兵庫県川西市の病院になります。あわせてご承知おきください。

しつこい蕁麻疹の原因にも!ブトの脅威

ブト(ブヨ、ブユ)という飛翔虫は、これからの時期に、自然豊かな里山の草むらで必ずといってよいほど発生します。都会の河川敷のような草むらではあまり発生しないので、都会人には馴染みがないのが危険な盲点です。よく目を凝らして見ないとわからないくらいの微小な昆虫ですが、刺されると、通常の蚊に刺されたときとは全く異質の、激しい痛みを伴うかゆみがあり、患部が激しく腫れ上がります。応急処置で経口型の抗ヒスタミン剤を服用することで、一時的には軽快しますが、薬の効き目が切れると、再度、しつこい痛みと痒みが襲います。この状態が、1ヶ月くらい続くことがあります。記者もブトによる蕁麻疹に悩まされた経験があります。最初の数週間は、市販のジフェンヒドラミン内服剤(レスタミン)を規定量服用して様子をみましたが、治まる気配はありませんでした。そこで、皮膚科専門医を受診し、より低用量で抗ヒスタミン作用がより長続きするフィルムタイプの薬を処方され、医師の指導のもと、1ヶ月くらい服用を続けたことがあります。(成分を調べた結果、このフィルムタイプの薬には、添加物としてスクラロースが使用されているらしく、服用後の後味の悪さが忘れられません。)

免疫力を高める生活習慣を心がけ、肌の露出を極力避けること

家族の生命を守るうえで重要ですので、繰り返しますが、気分のノリで里山レジャーに行くことは、一家無理心中に行くような危険な行為です。絶対にやめてください。

連休に本気で里山レジャーに行く気があるのなら、連休の前の平常時から、免疫力を高める生活習慣を心がけること、そして、行く際には、長袖長ズボンは常識、さらに、マダニや蛇の攻撃の隙きを与えないよう、タオルや手ぬぐい、鉢巻などでズボンの裾を縛ることです。長靴もあったほうがよいです。マダニは、ズボンの裾の隙間から侵入することが多いです。マダニ刺咬の応急処置にはワセリン密封が有効とされていますので、ワセリンを常備しましょう。マダニに刺されたら、絶対に無理に引き抜こうとしてはいけません。口吻の針から樹脂状物が分泌されて皮膚組織と癒着・固結することもあります。無理に引き抜いた結果、口吻の針が残留し、SFTSへの感染リスクが高まる恐れがあり、医院で切開手術の処置をしなければならなくなることもあります。万一、刺された部位が固結している場合は、マダニがぶら下がった状態を維持し、最寄りの皮膚科で受診可能な日の朝一番に、すぐに医師による処置を受けるべきです。

銀鮒の里には、こどもやその家族に正しい里山アクティビティを伝える社会的責務も課せられています。そのようなことにならないために、里山活動を本気で希望する人たちに対しては、マクドナルドや商業ゲームなどの不摂生行為を厳しく禁止しているのは、なにより、あなたの生命を守るためなのだということをご理解ください。恐ろしいことを書きましたが、正しい認識をもち、専門家のアドバイスを謙虚に聞く態度を保てば、里山活動は安心して、安全に楽しむことができるものです。

能勢などの里山で安心して活動をしたいなら必須!銀鮒の里アカウントは、こちらで無料で交付申請ができます。連休になる前に取得しておきましょう。そして、GWの大型連休には、心も身体(免疫力)も余裕をもって、花ざかりの能勢・ぎんぶなのうえんを楽しみましょう!

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