能勢・ぎんぶなのうえんだより(2024年1月30日)

2024年春の農繁期スタート!

能勢・ぎんぶなのうえんでは、今週から春の農繁期がスタートしました。まだまだ寒いですが、能勢・ぎんぶなのうえんでは、着実に本格的な春が近づいています。堆肥化するための草刈りに土作り(新規造成)、亜寒帯・温帯性山野草の植え替え、亜寒帯・温帯性植物の播種前春化処理など、作業が目白押しです。しかし、今週から来週にかけては、梅雨並みに雨の日が続く予報が出ているため、本格的な作業の開始は、2月中旬からになる見込みです。2月中旬からは、平年で3月並みの暖かさが続く予報もでているため、場合によっては、播種時期を大幅に前倒しする可能性もあります。そのほうが、育苗にゆとりが生まれ、彼岸明けには、夏秋野菜や花卉第二期(発芽適温20〜25℃のジニア・チトニア・ブロワリア等)の育苗やシンニンギアの植え替えにも追われることになるため、早くから始められることは、とてもありがたいことでもあります。

ぎんぶなのうえんだからこその悩み

能勢・ぎんぶなのうえんでは、家畜糞尿や魚粉、骨粉などといった動物性肥料は一切使用しないヴィーガン農法にこだわっています。その甲斐もあって、これまで化学合成農薬(リン酸鉄剤以外の殺虫剤・殺菌剤・除草剤)不使用を貫くことができ、「カエルと蜂(益虫)の楽園」になっています。牛糞や鶏糞の供給農家は近くにあるのですが、ヴィーガン農法では使用することができません。全国的にもいえることなのですが、現状では、純植物性の堆肥を供給する肥料生産者は非常に少なく、純植物性堆肥の入手は非常に困難な現状があります。自家生産の農産副産物・刈草堆肥も最大限に活用していますが、それだけでは足らないため、外部からの調達が必要になるのです。これまで活用してきているおから堆肥も活用しながら、今後も持続的に純植物性堆肥を使用し続ける方法についても模索しています。

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