ビッグモーター伊丹北店前の植栽で除草剤成分検出、兵庫県発表

兵庫県は30日、兵庫県内のビッグモーター店舗前の県管理の植栽のうち、異変が確認された加古川店、宝塚インター店、伊丹北店の3店舗の前にある植栽について、土壌の化学分析を行った結果、伊丹北店前の植栽の土壌から、一般的によく使用されている除草剤の成分が検出されたと発表しました。グリホサートとみられますが、グリホサートは、規定どおりの使用方法で樹木が枯れることは考えにくいことから、意図的に樹木の葉に散布したか、規定の使用量をはるかに超えるほどの大量を使用した可能性が考えられます。

実際に土壌から除草剤成分が検出されたことを受けて、斎藤元彦兵庫県知事は、「土壌の化学分析や枯れた樹木の伐採に要した費用を(ビッグモーターに)請求する。こういったことは、毅然として対応していかなければならない」と話しました。他の2店舗についても、店側の関与があったとして、兵庫県警に器物損壊の疑いで被害届を提出する方針を固めています。

ビッグモーター伊丹北店は、豊中のFMG報道局から、能勢のぎんぶなのうえんに向かう途中にあり、FMGでも伐採跡を確認しています。ビッグモーター伊丹北店のすぐ向かいには、除草剤を販売しているホームセンターコーナン川西久代店があり、ほかにも、ジャパン川西久代店、ザグザグ川西久代店など、除草剤を販売している店舗が徒歩圏内に複数あります。

ビッグモーター伊丹北店(撮影:FMG)
ビッグモーター伊丹北店前植栽のヒラドツツジとみられる伐採跡(撮影:FMG)
ハナテン時代の同植栽の状態(12年前)。ヒラドツツジとみられる植栽があることがしっかり確認できる。((C) Google)

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