能勢・ぎんぶなのうえんだより(2023年元旦)

新年あけましておめでとうございます

ぎんぶなのうえんでとれた田辺大根で、ヴィーガンおせち料理の定番、紅白なますをつくってみました。
(金時人参は、スーパーで買い求めた香川県産のものです。)

田辺大根の食味は、青首大根を数倍濃厚にした感じで、肉質は、青首大根の数倍緻密にし、きめ細やかな感じです。紅白なますにすると、田辺大根の濃厚な風味を最大限に実感でき、金時人参の味が薄く感じるほどです。

煮ると、やはり煮た大根特有の風味も濃く、箸でつまんでも型崩れしにくいのに、きめ細かい肉質で、ほろっととろける、不思議な食感です。

小さくても侮るなかれ、田辺大根は、これまでの青首大根で刷り込まれていた大根のイメージを覆す、小さくてもとても食べごたえのある、大阪が誇る大根の銘品です。カリ肥料には塩化加里ではなく、硫酸加里を採用し、さらに、天然硫酸マグネシウムを施肥することで、(塩化物肥料による繊維化促進作用が原因の)すが入らず、構成元素として硫黄を含む大根特有の香りを高める工夫をしています。大阪府の伝統品種とはいっても、夜間は東北南部にも匹敵するくらいに冷え込む能勢では、さすがに秋に育った葉が傷んでしまうようですが、田辺大根の凝縮された風味や食感は、品種特性に加えて、昼夜の寒暖差の大きさや、施肥技術(化学農業技術)の効果も相まってもたらされるのかもしれません。

田辺大根は、まだたくさんありますので、欲しい方は、ぜひ、コメントかメールでご一報ください。

本年も、能勢・ぎんぶなのうえんをよろしくお願いします。

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