農林水産省が、ポストハーベスト農薬(除草剤)を使用した穀物飼料を食べた家畜の糞堆肥を作物に使用すると、作物への生育障害を生じるおそれがあることを、下の写真のように注意喚起しています。(画像をクリックすると、画像と同じページを表示します。)
クロピラリドの分子構造を下に示します。ニコチン酸の異性体の塩素化体であることがわかります。農林水産省は、「糞中に速やかに排泄されるので家畜には安全」「クロピラリドで汚染された餌を食べた家畜の肉や卵、乳製品の人安全性も高い」としていますが、それには疑義があります。畜体や卵、乳に全く残留しないという意味ではないことや、高めにリスクを見積もるべき有機塩素化合物であることなどが、その理由として挙げられます。
コメント