【特報】カンボジアで11歳の女子児童が鳥インフルエンザ感染で死亡、父親も感染

世界保健機関(WHO)は24日、カンボジアで11歳の女子児童が、H5N1型の鳥インフルエンザウイルスへの感染が原因で死亡したと発表しました。死亡した女子児童の父親も、同型の鳥インフルエンザウイルスに感染しているということです。WHOでは、カンボジアの保健当局と緊密に連携しながら、感染経路の特定を進めているということですが、現時点では、父親の感染が、死亡した女子児童から感染したことによるかどうかは、現時点ではわからないとしています。

鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは稀だと考えられていますが、万一、人に感染した場合、致死率は30%以上ときわめて高く、一説には、50%以上ともいわれています。(参考:新型コロナウイルス(COVID-19)の場合、人の致死率は約0.1%)また、鳥インフルエンザウイルスに感染した人から人に感染する可能性も低いものの、家族間の濃厚接触では感染する可能性があると考えられています。鳥インフルエンザウイルスの人から人への感染を繰り返した場合、人への感染力は高まっていき、これが、人の新型インフルエンザの発生原因として考えられるとして、厳重な警戒が求められています。

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