岡山県は、20日午前7時、19日に同県美咲町書副の食肉用アイガモ(アヒル)農場で鳥インフルエンザの疑いがみられていたことについて、遺伝子検査の結果、H5亜型の高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であると確認されたと発表しました。これを受けて岡山県では、直ちにこの食肉用アイガモ農場のアイガモ(アヒル)約2万3,000羽の殺処分を進めています。岡山県発表の資料によりますと、殺処分されたアイガモは焼却するとしており、20日午前9時現在では、焼却場所や焼却の開始時期については調整中で未定としています。
岡山県による公式情報
https://www.pref.okayama.jp/page/825527.html
この食肉用アイガモ農場の運営会社は、京都府宇治市に本社があるY社で、Y社のウェブサイトによりますと、おもに鴨肉の業務用卸を手掛けているということで、互いに十分に離れた岡山と京都の自社直営農場で生産体制を完全二重化(相互バックアップ)することで、天災や人災(鳥インフルエンザ等)の有事の際にも安定供給できるようにしていると説明されています。(上の写真ギャラリーを参照)
なお、搬出制限区域内には、今年3月に倒産したケージ卵最大手のイセ食品(※経営再建中)グループの採卵養鶏場と若メス(育すう)農場があるとされており、同区域内の農場で飼養されている家禽の総数は、11農場1関連施設で約280万羽にものぼるということです。
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