安倍政権時代に在任の吉川貴盛元農林水産大臣(71)が、ケージ卵全国二位(西日本最大手)のアキタフーズ(広島県福山市)の秋田善祺(よしき)元会長から、OIEコードの厳格化によるバタリーケージ養鶏の規制強化に反対してもらう「謝礼」として、500万円の賄賂とみられる金員を受け取った問題に関して、東京地方裁判所(向井香津子裁判長)は、吉川貴盛元農林水産大臣に、検察側の求刑どおり、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年・追徴金500万円(賄賂認定額と同額)支払の有罪判決を言い渡した。吉川元農相側は、問題の500万円に関しては、「在任期間中に受け取ったものではない」として、賄賂性を否定し、無罪を主張していたが、司法は、この500万円を「(アキタフーズ元会長から『大臣就任祝い』として、農林水産大臣就任が確定したうえで受けたものであり、賄賂性は明らかだ」と判断した。
アキタフーズケージ卵汚職事件に関しては、広島選挙区での選挙違反(買収)事件で懲役3年の実刑が確定した河井克行元法相(59)も深く関与しており、いずれも安倍(自由民主党・公明党連立与党)政権時代に起きた事件である。
【参考資料】河井夫妻選挙違反事件とアキタフーズ汚職事件との関わりに関する詳細情報
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E4%BA%95%E5%A4%AB%E5%A6%BB%E9%81%B8%E6%8C%99%E9%81%95%E5%8F%8D%E4%BA%8B%E4%BB%B6#%E9%B6%8F%E5%8D%B5%E6%B1%9A%E8%81%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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