【市民運動基礎講座】大企業の「よさそうな商品」の裏にある思惑

「大企業のやることには、裏表がある。」

これは、概ね普遍的にいえることです。

では、大企業の商品で、表の顔として、よさそうなものがあるとします。ならば、必ずといってよいほど裏、すなわち、悪そうなものがあるということです。

これは、必ずしも、よさそうなものと悪そうなものが別の商品であるとはかぎりません。同じ商品で表裏がある場合も少なくはないのです。

では、なぜ、大企業には裏表があるのでしょうか。結論からいえば、

大企業には、最終結果として、営業活動(商品を売ること)による利得を最大限に独占したいという損得勘定の思惑があるからです。それは、営利企業の宿命だと思われる人もあるかもしれません。しかしながら、この考え方は、半世紀前くらい前の、現在の世界ではすでに否定された考え方であって、持続可能な国際社会に向かって歩調を合わせるSDGs時代では通用しないソシオパシー(他者や社会への共感力を著しく欠き、自己さえよければよいという志向)のある考え方です。とくに現代の日本人(社会)は、欧米(社会)と比べて、ソシオパシーが強い傾向にあり、そのような傾向は、オーガニック志向の製品やヴィーガン対応食品が(知的)富裕層のためのものだとか、(利己的な人が多い日本では)そもそも売れるはずがないと決めつける考え方にみることができます。(一方、フランスやイタリア、アメリカのような先進国では、そのような考え方はもはやなく、庶民的なスーパーのような場所でも、日本の自然食品店で売られているようなものが、ごく普通に売られていることからもわかります。)これが、日本がサステナビリティ(持続可能性)後進国といわれる所以なのです。

大企業ほど、トクホやプラスチック包装削減というような表面的なポジティブイメージをやたらに強調するようなハッタリ系の商品をつくりたがる傾向があると思ったことはありませんか。実は、そういうことだったのです。

ふなあん市民運動メディアや銀鮒の里学校は、これからの市民社会の発展に重要となる、一人ひとりの本質を見きわめる力を高め、主体的な行動のきっかけづくりに役立つような記事の配信や各種活動を行っています。誰かがやってくれるのを待つのではなく、まずはあなたが、動きはじめてください。

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