前会長趣味のコレクション展示か
一般財団法人イセ文化財団主催の、5月28日まで開催の予定だった美術展「能島芳史展 宇宙船かぼちゃ号 内なる遥かな旅」が、倒産前日の3月10日で中断したとみられることが、ふなあん市民運動メディアの調べでわかりました。倒産直前で社内で「美術展どころではない」という動揺があったとみられます。会場は多くの集客を見込める、本社がある東京ではなく、関連会社イセの本社がある創業の地、富山県高岡市での開催で、入場無料であることから、前会長の趣味「美術品伊勢コレクション」の展示とみられます。コレクションの美術品は、債権者への債務返済資金調達のため、オークションで競売にかけている状況にありますが、「美術品伊勢コレクション」頼みの美術展であれば、今後は開催できなくなるものとみられます。
ケージ卵不振で助成金支給が機能していなかった可能性も
イセ文化財団の助成金原資は、イセ食品のケージ卵売上収益によって賄われていたとみられますが、イセ文化財団のウェブサイトによりますと、芸術家向けとみられる助成金の公募案内が「工事中」となっていることから、ケージ卵の売上収益が上がらず、助成金の支給どころではなかったのではないかとも考えられます。なお、イセ文化財団は、イセ食品と同じ住所であり、電話番号も末尾1桁が2違うだけとなっています。
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