能勢・ぎんぶなのうえんだより(2023年12月24日)

2024年夏秋野菜の作付け予定、イタリア野菜3種が決定!国内超希少の伝統品種

能勢・ぎんぶなのうえんでは、秋の農繁期が終わる頃には、すでに来年の夏秋野菜・花卉の作付け計画が始まっています。新型コロナ禍の影響もあり、これまでは、一部のイタリア伝統野菜品種の種子の導入は絶望的だったのですが、ついに、当農園が探し求めていた品種の種子の確保に成功しました。入手可能だとしても、日本国内では幻といえるくらいに、入手は非常に困難な品種になります。2024年夏秋に新規導入予定のイタリア野菜3種をご紹介します。(収穫物のお渡し時には、イタリア語の正式な品種名を開示いたしますが、現時点では、正式な品種名は、企業秘密とさせていただきます。)

☆パルマ菊紋トマト
生ハムやバルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)で有名なイタリア北部のパルマ県の伝統品種の大玉トマトで、横断面が菊の紋章のようになるトマトです。栽培者も初体験のトマトのため、食べたことはありませんが、昔によくあったような、非常に濃厚なトマトらしい風味が味わえる品種だということです。こちらは、モッツァレラチーズのカプレーゼやフレッシュサラダなどの生食にも適したトマトです。(来季もプリンシペ・ボルゲーゼを作付け予定ですが、こちらは、加熱調理向けの小玉トマトです。)

☆ナポリ長果カボチャ
イタリア中部のナポリの伝統品種のカボチャで、日本の飛騨地方の伝統品種のスクナカボチャに似た、長い形状です。スクナカボチャが白っぽいパステルグリーンの実に対して、ナポリ種は濃い緑色に白く薄い模様が入ります。調理しやすく、幅広く料理や製菓用に使えます。保存性も良好なため、来年のクリスマス野菜としてのご提供もできるかもしれません。(日本の冬至の習慣にもあるように、免疫力を高めたい冬には、カボチャの保存性が重宝します。)

☆カラブリア稚魚甘唐辛子(通称:鮒っ子)
イタリア南部のカラブリア州の伝統品種の甘唐辛子で、日本の伝統品種でいえば、万願寺甘唐辛子などに相当します。形状はシシトウによく似ていますが、これは由緒正しきイタリアの伝統品種になります。イタリアのカラブリア地方では、関西の万願寺甘唐辛子のように馴染みのある品種で、当然、パスタ料理などのイタリア料理との相性は抜群です。甘唐辛子のため、辛味がなく、こどもでも食べられます。

自家採種品種では、プリンシペ・ボルゲーゼ(トマト)、エルバステラなどを栽培する予定です、他にも、新規導入品種が入る可能性がありますので、ご期待ください。

イタリア料理店・カフェ・パティスリー様向け契約のご案内

能勢・ぎんぶなのうえんでは、できるかぎりイタリア伝統品種にこだわりたいというイタリア料理店・カフェ・パティスリー様などといった、小規模業務用途向けのご契約店舗を募集します。原則として、午後の時間帯に、能勢町の能勢・ぎんぶなのうえんまで受け取り(仕入れ)に来ていただける店舗様が対象となります。(店舗休業日の受け取りなど、詳しくはご相談ください。)ご契約時に、銀鮒の里ビジネスアカウント(卸売購入ライセンス)を交付いたします。(一般的な取引先審査と同様に、簡単な審査があります。)他の農園では意外とない品種保証やトレーサビリティ情報をおつけしての納品をお約束できるのは、固定種・原種にこだわる能勢・ぎんぶなのうえんだからこそ。取引条件等の詳細は、能勢・ぎんぶなのうえんまでお問い合わせください。(お問い合わせには、、FMGのお問い合わせフォームもご利用いただけます。)

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