鳥インフルエンザ禍に関する最近の動き

ほぼすべての養鶏場で国の衛生管理基準を満たさず

全国の養鶏場の約9割が、国の衛生管理基準を満たさないという杜撰な実態が明らかになりました。鶏舎に破損箇所や隙間があり、そこからネズミや小鳥などのウイルス媒介者が侵入して餌を汚染するのが問題だとしていますが、やはりこの記事でも、最も重要な問題点であるケージ等での過密飼育の問題については言及されていません。国(農林水産省)、都道府県、養鶏業者のどれが問題ということではなく、これらすべてに問題があります。

鳥インフル発生の養鶏場、9割に侵入の隙間 対策不徹底 - 日本経済新聞
農林水産省が各地で相次いでいる高病原性鳥インフルエンザについて、発生した養鶏場30カ所を調査し、原因を分析した結果、9割の養鶏場でウイルスを媒介する野生小動物が侵入できる隙間が壁や天井にあったことが分かった。国の衛生管理基準に沿った野生動物

宮崎県新富町の採卵養鶏場でHPAI発生

宮崎県新富町の採卵養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、約8万羽が殺処分されました。飼養羽数から、ケージ飼い養鶏場とみられます。発生地域は、養鶏場の密集地域で、半径10km以内(うち、東側約半分は海洋)に106の養鶏場があり、約533万羽が飼育されているということです。

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アフリカのセネガルの鳥類保護区のペリカンがHPAIで大量死

インフルエンザといえば、冬季の低温と乾燥の条件下で流行すると考えられがちですが、セネガルは年中高温多湿になる熱帯地域です。新型コロナウイルスもシンガポールなどの熱帯地域でも感染が拡大し、後に日本国内でも夏季でも感染が拡大したように、鳥インフルエンザの感染拡大も季節性がない可能性も考えられます。セネガルでも最近、10万羽規模の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザが発生したということで、何らかの関連性があるかもしれません。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4186627.html

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