【オリンピック商業主義の極み】教育委員会がコカ・コーラ社製飲料の持ち込み公式指定、批判殺到

茨城県鹿嶋市教育委員会が、市内の小中学校に対して、同市にある東京2020オリンピック競技会場のひとつのカシマスタジアム(サッカー)での学校観戦で持ち込む飲料に関して、「コカ・コーラ社に限定して持ち込みを許可する」ととれる通知を行っていたという前代未聞の対応が、毎日新聞の報道で明らかとなりました。

「持ち込み飲料はコカ・コーラ社」 学校観戦で通知、苦情殺到 | 毎日新聞

公共機関としてあるまじき対応で批判殺到は当然

いうまでもないことですが、教育委員会は、教育行政に関して公共の奉仕者であるべき公共機関ですから、特定の企業にとって有利になるような利益の不公平を生じる対応はしてはなりません。今回の対応は、コカ・コーラ社という特定の企業に対して、実質的な利益供与になりかねない対応ですから、批判が殺到するのは当然のことといえます。コカ・コーラ社は、東京2020オリンピックの最上位スポンサーである「ワールドワイド・パートナー」のひとつとなっており、そのことに対する配慮とみられていますが、オリンピックだから特別だという、公僕としての気の緩みが起こした、決して許されてはならない、自治体の不祥事というべき事案です。

ふなあん市民運動メディアを運営する銀鮒の里学校は、脱商業主義を掲げ、公立学校よりも公的な市民学校を目指していますが、銀鮒の里学校の理念と正反対といえる問題通知を行った鹿嶋市教育委員会に対して、20日付で厳重抗議を行う予定です。

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