不祥事と疑惑の巣窟JNJ、ビル・ゲイツとも親密
外資系医薬品大手、ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人（JNJ；東京都千代田区）とその関連会社で、内視鏡などの医療機器販売のASP Japan（東京都港区）が、医療機器管理用薬剤をめぐり、他社の営業を不当に妨害する独占行為の疑いがあるとして、13日午前、公正取引委員会による立入検査を受けました。
ASP Japanは、自社が販売する内視鏡に使用する消毒剤に関して、他社の消毒剤で使用される成分と同一の成分が使用されているにもかかわらず、顧客に消毒剤製品のパッケージに付されているバーコードをスキャンさせ、ASP Japan製の消毒剤でないと使用できないシステムにしていたということです。このようなシステムが、他社の営業を不当に妨害しているとして、独占禁止法違反の疑いで、公取委は立入検査に踏み切りました。ASP Japanのウェブサイトによると、ASP Japanは1985年、JNJ日本法人の一事業部として創業。JNJの日本法人は、3年前に、内視鏡等の医療機器の洗浄ソリューション事業をASP Japanに譲渡していますが、それ以前から、この問題はあった疑いがあるとして、譲渡前の事業主体であるJNJ日本法人についても立入検査を行っているということです。NHKの報道によると、ASP JapanとJNJ日本法人は、この立入検査に関して、「ノーコメント」としているということです。
JNJは米国ニュージャージー州に本社がある多国籍医薬品・医療機器メーカーですが、不祥事や疑惑の巣窟として、悪名高い多国籍企業のひとつとなっています。JNJ製新型コロナウイルスワクチン（ビル・ゲイツワクチン）は日本では使用されていませんが、同社の新型コロナウイルスワクチン開発・普及事業をマイクロソフト創業者のビル・ゲイツが自身の手柄稼ぎに利用した疑惑がもたれていることでも有名です。
JNJが起こした主要な不祥事・疑惑
- 米国におけるオピオイド（医療用麻薬）薬害事件
- アスベスト入りベビーパウダー事件（グローバル）
- マイクロソフト創業者ビル・ゲイツが深く関与した新型コロナウイルスワクチン事業
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