佐賀県は、5日、同県佐賀県武雄市山内町大字犬走の採卵養鶏場で鳥インフルエンザの疑い事例が確認されたことに伴い、鳥インフルエンザ対策本部を設置したと発表しました。この採卵養鶏場の飼養羽数は約3万羽ということです。佐賀県の発表資料によりますと、5日午前7時20分に、7棟ある鶏舎のうち2棟(A棟・B棟)でそれぞれ100羽以上が死亡したと、この採卵養鶏場の地域を管轄する家畜保健衛生所に通報があり、午前10時15分に、同家保が現地で行った簡易検査で、A棟について、検査した13羽中12羽、B棟については、検査した13羽全てでインフルエンザ陽性が確認され、さらに、午後2時57分に中部家畜保健衛生所で2回目の簡易検査(信頼性向上のためのクロスチェック)を行っても、検査した13羽全てでインフルエンザ陽性が確認されたということです。佐賀県は、中部家保での陽性確認と同時に、佐賀県鳥インフルエンザ対策本部を設置しました。現在、PCR検査を行っているとみられ、PCR検査でAIウイルスが確認された場合、24時間以内を目標に、この採卵養鶏場の採卵鶏全数の殺処分を行い、72時間以内を目標に、殺処分した採卵鶏や汚染物品等の埋却などの防疫措置を完了するということです。佐賀県では、5年前にも杵島郡江北町で高病原性鳥インフルエンザが発生しています。
佐賀県による公式情報(AI対策本部会議の議事録あり)
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00389176/index.html
コメント