軽率発言でテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に厳重抗議、栃木・電車内喫煙に注意の男子高校生に関する件で

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「羽鳥慎一モーニングショー」は反市民運動メディアか?

ふなあん市民運動メディアは、本日朝、テレビ朝日で放送された情報バラエティ番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、司会の羽鳥慎一アナウンサーが、昨日、栃木県内の電車車内で喫煙していた乗客に注意した男子高校生の勇気ある行動に対して、「話が通じない相手だから、注意するのは危険であり、無視すべきだった」と締めたコメントに関して、「視聴者(市民)を臆病にし、正義に基づく市民運動をできなくする原因となる軽率な発言であり、公共の電波を使うマスメディアの責任を著しく欠く、教育者として看過できない態度だ」として、番組を制作・放映したテレビ朝日に対して厳重抗議をしました。

羽鳥慎一アナ、電車内での喫煙注意し暴行された高校生に「話が通じるような人間じゃないでしょうし、危険」 : スポーツ報知

親子とも最大限の敬意を表されるべき

昨日の別の報道で、「息子はほんとうに悔しい思いをしただろう」と、父親の息子思いのコメントが紹介されました。羽鳥慎一アナウンサーのような考え方を真に受けた親であれば、「こんな危険なことをするのはバカ息子だ」という考えを持つ毒親も少なくないでしょう。(というのも、この記事の著者の親も、子を思うよりもマスコミの影響を真に受け、そのような考えの持ち主でしたから。)教育者として、純粋で道徳的に真っ当なことをはっきりといえるこの親子はすばらしい親子であり、最大限の敬意を表されて然るべきだと考えます。男子高校生の勇敢な行動も、きっと、両親の息子への正しいしつけと篤い信頼があったからこそできたのだと考えます。正しいことをはっきりという市民運動家を育てる銀鮒の里学校の発起人だからこそ、この羽鳥慎一アナウンサーの厳重抗議は必然だったのです。この男子高校生と息子思いの父親は、(羽鳥慎一アナウンサーのような否定的な言い訳抜きで、)まさに模範的家庭の一例として社会で称えられるべきであり、そのような勇敢な善行の(言い訳抜きの)称賛の積み重ねこそが、正義を正義として認め、それを社会的行動として主体的に実践できる視聴者(市民)を育てるメディアの社会的責任だといえます。

羽鳥慎一アナウンサーの言動は主体性を育てない原因か

これとは別に、羽鳥慎一アナウンサーは、気になる言動をしています。都心部に出没するサルへの対応で、「無視すべき」と、やはり消極的対応を煽る言動をしています。

羽鳥慎一アナ、都心出没サルへ注意喚起…「見かけた時は近寄らない、目を合わさない」 : スポーツ報知

これに限っていえば、結果的には正しいのですが、どうやら、羽鳥真一モーニングショーの信奉者は、論調の傾向から、「正しいことですら関わらないことこそが正しいのだ」と、主体的な行動ができなくなるおそれがあります。とくに日本人は、マスメディア(近年ではYouTube動画や商業SNSのインフルエンサーも)の論調に強く影響されますから、昨今、主体的な市民運動ができない市民が増えている原因が、テレビやシェア多数のインフルエンサーの言動だという可能性も十分に考えられます。メディアの情報は、主体的な行動の参考にすることはあっても、鵜呑みにすべきではないということは、肝に銘ずるべきです。

軽率報道はこれだけではなかった!大阪府箕面市のデマ報道も

ちょうど1年前の2021年1月21日には、同じ「羽鳥慎一モーニングショー」の番組内で、テレビ朝日社員のアナウンサーが、大阪府箕面市内でのトンネル工事で少量の湧き水が出たことを引き合いに出し、「トンネル工事が原因で箕面大滝が涸れた」という事実無根の誤報道を前提としたデマ発言をしていたことが、さらなる調査で判明しました。箕面市長は、十数年もの歳月をかけて、市を挙げて風評被害の解消のための努力を重ね、やっと事実誤認に気づいてもらえるようになった矢先のデマ報道だとして、テレビ朝日に対して強く抗議をしていました。農産物の深刻な風評被害で訴訟にも発展した23年前の所沢ダイオキシン報道問題を筆頭に、テレビ朝日のとどまるところを知らない慢性的な軽率報道体質にあらためて気づかせることになりました。

(報道資料)テレビ朝日への抗議及び訂正の要請について

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