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鶏卵の鶏の飼育方法を把握せず
「なだ万」といえば、鶏卵業界大手アキタフーズによる農水高官の接待に利用されたことが話題になるなど、高級料亭として有名ですが、皮肉なことに、デパ地下のなだ万の惣菜販売店で販売されているだし巻き卵の鶏卵の鶏の飼育方法を把握していなかったことが、独自のヒアリング(聞き取り)調査でわかりました。卵についてのこだわりの説明がないことや、化学調味料や日持ち向上剤(グリシン)などの食品添加物の使用が多いことから考えて、廉価なケージ卵の可能性が高いと考えられます。
かなり前の話になりますが、高級料亭「船場吉兆」による食品偽装は、高級料亭のおごりを露呈することとなり、世間を騒がせましたが、このことを思い出させるものです。高級ブランドにあぐらをかく「なだ万」ですが、これは、今日の日本社会においては氷山の一角にすぎないのかもしれません。高級ブランドだからと勝手に信用しきるのではなく、ブランドステータスに関係なく、常に市民の監視の目を緩めてはならないということを示しているともいえます。
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