【夏休み直前警告】絶対に飲むな!モンスターエナジーとZONeはもはや劇薬相当成分入り「危険ゲートウェイドラッグ」です!

ヘルスケア(健康)

アサヒ飲料(東京都墨田区)(表記上はモンスターエナジージャパン(東京都品川区))のモンスターエナジーとサントリー食品インターナショナル(東京都港区)のZONeは、化学的にも医学的にも、「危険ゲートウェイドラッグ」といえるものです。もはや清涼飲料水の範疇を超えており、とくにこれら「エナジードリンク2大巨塔」は、成分もある医薬品に類似している特徴を持っています。その医薬品とは?

安息香酸ナトリウムカフェインという劇薬をご存知ですか?

安息香酸ナトリウムカフェイン(アンナカ)という医薬品があります。これは、安息香酸ナトリウムとカフェインとの混合物で、眠気・倦怠感の除去や頭痛(血管拡張性及び脳圧亢進性)の不快感の緩和を効能効果としてもつ、薬機法で劇薬に指定されている医療用医薬品です。安息香酸ナトリウムカフェインの薬理作用はおもにカフェインによるものと考えられていますが、サリチル酸がいぼ除去薬やケミカルピーリング剤としてしばしば使用されているように、安息香酸やサリチル酸といった芳香族カルボン酸やその塩には、表層組織の新陳代謝を強制的に促す作用があると考えられ、この安息香酸ナトリウムとしては、胃や腸の粘膜の一部を剥がすように作用し、共存するカフェインが吸収されやすくすることで、カフェインの効き目をより鋭敏にする作用を期待していると考えられます。

では、モンスターエナジーとZONeの原材料表示(代表的な銘柄を抜粋)をご覧ください。

●モンスターエナジーの原材料
砂糖類(砂糖、ぶどう糖)、高麗人参根エキス、L-カルニチンL-酒石酸塩、塩化ナトリウム、ガラナ種子エキス、クエン酸、香料、クエン酸Na、甘味料(D-リボース、スクラロース)、L-アルギニン、保存料(安息香酸)、カフェイン、ナイアシン、着色料(アントシアニン)、イノシトール、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12

ZONeの原材料

いずれの表示からも、保存料(安息香酸(ナトリウム))カフェインの表示を確認することができます。(この場合、安息香酸の存在形態がフリーの酸かナトリウム塩であるかは、重要ではありません。詳しくは、銀鮒の里アカウントでログインのうえ、お問い合わせください。)つまり、モンスターエナジーとZONeには、劇薬相当物質(安息香酸(Na)とカフェイン)が含まれており、食品としての飲用は非常に危険なものであるということがいえます。

カフェインは、過剰摂取、とくに化学物質により敏感な未成年者の過剰摂取が深刻な社会問題となっており、過剰摂取により、頭痛や倦怠感が続くなどのカフェイン禁断症状や振戦(病的なふるえ)、めまい、動悸、胃腸障害などの症状が現れ、さらには死に至ることもあります。

しかしながら、日本の法律では、いわゆるエナジードリンクを規制する法的根拠がほとんどなく、メーカー各社は、薬機法での「効能・効果」に触れない範囲のキワキワのマーケティングを展開することで、法の網をすり抜けている実態があるのです。このような、安息香酸とカフェインとを同時配合していることについて、(劇薬の)アンナカを暗に再現する意図がなかったかどうかについて、モンスターエナジージャパンは、「お答えできません」(実質的にノーコメント)と回答しており、このことからも、モンスターエナジージャパンの保身のためだけに、法の網をすり抜ける意図をうかがい知ることができます。残念ながら、食品衛生後進国の日本では、エナジードリンクのような粗悪な食品から私たちの健康を守ってくれるような頼もしい法律は、現状ではほぼありません。各自がFMGのような忖度しない市民メディアなどを通じて、化学リテラシーを備え、賢くなることで、知的に防衛するしかないのです。

実は飲めば飲むほど疲労が蓄積!「エナジードリンク」の欺瞞

エナジードリンクに限ったことではありませんが、多量の糖質か合成甘味料を含む甘い飲料は、飲めば飲むほど疲労が蓄積することが、医学における新しい常識になっています。疲労が蓄積するメカニズムとしては、主に次のようなことが指摘されています。

一つは、血糖値の急上昇(血糖値スパイク)を繰り返すことです。血糖値スパイクを繰り返していると、膵臓から分泌される血糖値調節ホルモンのインスリンの分泌がされなくなっていきます。それが極端になった状態が糖尿病です。健康な状態では、糖質はビタミンB1(チアミン)の共存下、解糖系が作動してエネルギーを生成し続けますが、糖尿病になると、体内が糖質で溢れ、ビタミンB1を摂取しても解糖系で処理しきれず、その結果として、エネルギー産生に支障をきたし、疲れがたまるというわけです。現在糖尿病ではなくても、清涼飲料水などの摂取で糖質の過剰摂取が続くと、ビタミンB1不足を招きやすくなり、エネルギー産生が行われにくくなる分だけ、疲れやすくなります。

エナジードリンクで元気になるというのは、真の状態ではなく、あくまでも仮の状態にすぎないことを知っておくべきです。身体は疲労が蓄積した状態でも、カフェインの交感神経興奮作用によって、強制的に疲労感が軽減された状態にしていることに加えて、エナジードリンクのマーケティング的プラシーボ(ニセ薬)作用のために、元気になったかのような気になるだけなのです。エナジードリンクで一時的にハイになった後にカフェインの興奮作用が切れると、一気に、飲用前をはるかに超える真の疲労が襲います。所持金がなくても、融資枠があれば一時的に融資・購入ができる(一過性のエナジードリンクハイになる)ものの、その後は利息(糖質負荷)が加算された巨額な負債(蓄積疲労とその原因)が残るだけという経済現象とよく似ていることから、エナジードリンクを飲んだ後に一気に襲う頑固な蓄積疲労のことを、疲労負債だとか、健康負債といったりもします。

糖質が問題なのであれば、ノンシュガーなら疲労蓄積は起こらないのでは、と思うのは甘いです。実は、もう一つの問題として、合成甘味料による腸内細菌叢(うんこ)の乱れということがあります。ノンシュガーのエナジードリンクに含まれている合成甘味料(スクラロース、アセスルファムカリウムなど)には、腸内細菌叢に悪影響を与えることで、体内での代謝機能などにも悪影響が及ぶことが、近年、問題視されています。糖質を減らした分だけ合成甘味料を摂取しても、痩せるどころか、逆に太りやすくなるというのも、このためです。おとなにとっても問題が大きいですが、とくに、腸内細菌叢が清浄で、元気なうんこを鍛える食育が大切なこどもには絶対に摂取させてはいけません。現代では、スクラロースなどの合成甘味料を含んだ甘いうんこを出すこどもも多くなっており、将来が心配されます。

あなたを誘惑するマーケティングはすべて「あなたの敵」だと思え!

一時はマーケティング上の大成功を収めた例としてよくスイスのレッドブルの例が取り上げられるように、エナジードリンクは、合成洗剤・柔軟剤や他のジャンクフードと並んで、ジャンキーなものを売りさばくマーケティング術の雄として、よく知られているとおりです。このようなマーケティングでひときわ華やかなイメージがあるもののほぼ全ては、あなたにとって、健康をジワジワと破壊していく敵であると心得るべきです。さもなければ、少なくとも10年後には、取り返しのつかないことになって、猛烈に後悔することになるでしょう。

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