能勢・ぎんぶなのうえんだより(2023年11月15日)

生育順調なイタリア野菜&バレリアン

前例がないほどの異常高温に見舞われた今夏、チコリやカーボロネロの育苗も苦戦を強いられ、一時は「今年はダメか?」と心配していましたが、下の写真のように、最近では、イタリア野菜の生育が良好な経過をたどっています。窒素後追いの窒素控えめの施肥の関係もあり、少し遅れ気味かもしれませんが、こまめな硫安施肥の甲斐あって、その遅れも取り戻しつつあります。順調にいけば、クリスマスシーズンの12月中旬頃から収穫ができるでしょう。チコリはチーズを入れたサラダやカルパッチョといった生で、カーボロネロはクリーム煮やポトフといった加熱する料理でお召し上がりいただくのがおすすめです。ご家庭で素敵なクリスマス・ディナーをお楽しみいただけるよう、栽培管理に取り組んでいます。チコリは今でこそライムグリーンですが、冷え込みが厳しくなってくるにつれて、徐々に淡くやさしいピンク色に変わっていき、まるで花のようになります。(一部、ピンクが差し始めている株もみられるようになりました。)カーボロネロは、縮緬状の縮れがより緻密になっていきます。

イタリア野菜畝(第1畝)。手前がカーボロネロ、奥のライムグリーン葉はチコリ(品種:ローザ)
カーボロネロらしい葉が出始めています。
チコリ(ローザ)の様子です。これから、能勢の厳しい冷え込みで、美しいピンク色の葉になっていくのが楽しみです。

今春に実生育苗したバレリアンも、定植後の生育が非常に良好です。同属のカノコソウ(和種)は、冬の休眠に備えて、小さい芽の半休眠状態になっていますが、バレリアンは今も青々と生育を続けています。同じ温帯性のバレリアナ属で、生態がここまで違うとは驚きです。このようなバレリアンの特性は、ナチュラルガーデンにも使いやすいといえるでしょう。バレリアンの成株の葉は、「これぞ宿根草」というようなかっこいい葉ですが、実生1年目の株の葉は可愛らしさを感じます。順調に育てば、カノコソウが咲いた後の5〜6月頃に、香りのよい花を楽しませてくれることでしょう。バレリアンは、根から他のハーブでは生成しないような個性的な成分の精油を生成します。その精油成分の分子構造から、土壌からくる病虫害の予防に有益な可能性が期待されます。しかも、花や葉も美しく、暑さや寒さにも強いという、ナチュラルガーデンの素材としても優れた特性も併せ持っています。それらのことに着目し、能勢・ぎんぶなのうえんでは、コンパニオンプランツ(植える農薬・植えるバイオスティムラント)の最有力種のひとつ、バレリアンの栽培に力を入れています。

可愛らしい葉がワサワサ出ているバレリアン。施肥の効果がよく出ています。

コメント

PAGE TOP
⚠警告:非認証ユーザーのコピー行為はあなたにとって重大な法令リスクを伴います。