英Raspberry Pi財団が新型5を発表、もはやパソコン

英Raspberry Pi財団は28日、新機種Raspberry Pi 5を発表しました。CPUはスマートフォンなどにも搭載されているArm Cortex A76クアッドコアプロセッサ2.4GHzを搭載、現行機種のクアッドコア1.5GHzからクロック周波数が大幅に向上し、従来比で2〜3倍の処理速度向上効果があるとされています。GPUもVideoCore VII搭載でスペックアップしているということです。RAMは4GBと8GBの2タイプを用意、さらに、HDMI出力を2ポート、PCI Express2.0ポート搭載と、カードサイズのコンピュータとは思えないほどの高性能となっています。今回のバージョンアップでは、これまでにはなかったような拡張性も考慮されており、別売りの拡張モジュールにより、今日のパソコンでは標準対応となっているM.2ストレージの接続にも対応可能ということです。ただ、要求する電源容量は更に大きくなり、最低で5V/3A、推奨値は5V/5Aとなっているということで、これまでぎりぎりで使用可能だったスマートフォン用モバイルチャージャーの使用は困難か不可能になり、特別な大容量スイッチング電源(USB1ポートで25W以上の出力が可能)が必要になる可能性もあるようです。それでも、5Vの低電圧で消費電力が抑えられる設計は、パソコンのことを考えれば、かなりありがたい技術革新だといえるでしょう。

最近では、Raspberry PiをタブレットPC化したりノートパソコン化したりするキットもあり、今後、Raspberry Piの教育利用が加速することが期待されます、日本国内では、日本国内における電波送受信機器に関する技術基準である技適の認証が取得でき次第、発売される見通しということです。ふなあんSEPCでも、日本国内での発売開始から、これまでのRaspberry Piと同様に、標準推奨とする予定です。

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