いよいよ4月23日の日曜日、能勢町の里山に、こどもがあそべる農園、能勢・ぎんぶなのうえんが開園します。
能勢・ぎんぶなのうえんは、お店では手に入らない珍しい植物(花)や、珍しい野菜を多品種栽培しており、他の農園ではなかなかできない農園あそび体験ができたり、珍しい野菜の収穫を体験できたり、園芸経験40年のアカデミック・プロフェッショナルから直接学ぶ親子園芸教室で、園芸の真髄に触れながら、世界観の拡大にわくわくしたりすることができます。民間セクター発の新しい公共創造というコンセプトから、会員制をとり、善良な会員は無料でご利用いただけるようにします。
だれでも心も身体も満たしたい!生活困窮世帯には花苗や野菜の無償提供も
コロナ禍が終わりを迎えても、経済格差が拡大する中での物価高はとどまるところを知らない、世知辛い状況が続いています。ぎんぶなのうえんの開墾を進めてきた記者の私も、長年にわたり、そのような苦しい状況に置かれ、今日に至っていますが、そんな中でも、植物は正直に、与えた愛情に応えてくれます。そう、この世の中は、真面目な努力が報われない理不尽はあっても、植物を育てる農業は、ちゃんと努力に応えてくれる世界だということです。(もちろん、その中でも、厳しさはありますが、その厳しさに真っ向から立ち向かい、努力を成すと、実践者にしかわからない、相応の報いがあるものです。)
コロナ禍やウクライナ侵攻による国際的な政情不安の最中、豊中市などの自治体は、所得(住民)税非課税世帯(生活困窮世帯)を対象に、臨時給付金を支給するといった取り組みを行ってきましたが、能勢・ぎんぶなのうえんでは、所得(住民)税非課税世帯を対象に、銀鮒の里学校の正会員会員を全額免除するなどの支援を行います。しかし、指をくわえて待っていても、支援は受けられません。支援を受けるためには、以下に示す手続が必要になります。各主体が動き出すことが必要なのです。
- 銀鮒の里アカウントを取得します。
- 銀鮒の里アカウントでログインし、FMGでのコメント参加や能勢・ぎんぶなのうえんへの来園予約などで利用実績をつくります。
- 銀鮒の里アカウントで銀鮒の里学校の正会員登録をします。(その際、通常の審査に加えて、生活困窮を客観的に証明する公的資料(お住まいの自治体が発行する非課税証明書・生活保護受給資格者証など)の提示が必要です。)
生活困窮世帯枠で銀鮒の里学校の正会員になりますと、銀鮒の里学校の正会員会員が、対象期間はずっと全額免除されるほか、能勢・ぎんぶなのうえんで花苗や野菜の無償提供が受けられたり、農業のプロを目指すことのできる農業リスキリングプログラムにも無償で参加できます。どこにいっても思うようにいかない、起業しようにも、一人では動きようにも動けない…そういう方は、今すぐ、上に示したような行動を起こしてください。パソコンで事務作業の基本ができることと、能勢町まで足を運んでいただく努力は必要ですが、だからこそ、これまでは、どこでも実現できなかったことが実現できる受け皿をつくりました。私自身も、そのような辛い思いを何年もしてきたからこそ、今、実現できたことです。あなたもぜひ参加してください。あなたがストイックでハングリー精神旺盛であれば、必ず成功するはずです。
ご存知のように、今は亡き米国アップル・コンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズ氏は、このような名言を残しています。
Stay hungry, stay foolish.
直訳すれば、「渇望状態を保て、愚かであり続け」となりますが、真意はそうではありません。Stay hungryとは、「現状に満足せず、常に何か新しい進歩を追い求め続ける姿勢」を意味します。foolishとは、「世の中を変革する異端者」、直訳的にいうなら、「肯定的な変人」です。今日に名を残す偉人の多くは、その当時でいう「変人」だったといわれています。その当時は変人であっても、今は偉人になっているということは、その人の功績によって、世の中が変化したことの証です。今の当たり前は、数十年前の誰かの仕事によってできているともいえます。世の中の価値観なんて脆いものです。あえて、誰もやらなかったことをやるという、ヘンな鮒のものづくり職人・異端者精神、あなたがストイックであれば、きっと共鳴できるでしょう。ぜひ、踏み出してください。
繰り返しますが、能勢・ぎんぶなのうえんへのご来園には、銀鮒の里アカウントが必要になります。これは、近隣の里山環境保全のためでもあり、SDGs第11目標の「住み続けられるまちづくりを」にも関連します。認証なしで誰でも入れるようにしないのは、興味本位だけの安易な気持ちの来訪者が車で押しかけると、周辺が大混乱したり、さらには、マクドナルドなどのポイ捨てなどが増えたりして、近隣住民に多大な迷惑がかかるおそれがあるからです。そのように一度でもなってしまうと、能勢・ぎんぶなのうえんは永続的にはできなくなってしまうでしょう。多くの来訪者よりも、少なくてもよいので、能勢町を本気で愛し、本気で楽しくしたいというポジティブな人を迎え入れたいと願っています。能勢・ぎんぶなのうえんの会員制に正しいご理解をお願いします。4月23日午後1時、いよいよ開園です!
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