【独自】ピロクトンオラミンの処方の妥当性説明できず、P&Gジャパン

問題のh&s商品の一例

P&Gジャパン(神戸市)のh&s(男性向け)の一部の製品のフケ・かゆみ防止の有効成分は、ジンクピリチオンからピロクトンオラミンに置き換えられている。ふなあん市民運動メディアは、このピロクトンオラミンの処方の妥当性について、P&Gジャパンに問い合わせたところ、説明できなかった。また、当方がリスクコミュニケーションを手がける化学の専門家であることを伝えると、「医療従事者や化学の専門家には、正確な説明をしなければならない(ため、お答えできない)」と二枚舌論法を使う始末である。

ピロクトンオラミンは、ヒドロキサム酸系の界面活性剤型抗菌剤で、催奇形性物質として根強い批判があるジンクピリチオンから一部の商品で代替することで、批判をかわす狙いがあるとみられるが、そのピロクトンオラミンに関しても、接触性皮膚炎の原因になる可能性があるとの皮膚科医による臨床的指摘がある。※1

ピロクトンオラミン

【文献】
※1 竹内 千尋ら,シャンプーに含まれるピロクトンオラミンが接触皮膚炎の主な原因と考えられた2例,皮膚科の臨床 63巻10号 (2021年9月),pp. 1463-1468

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