【速報】兵庫県姫路市の養鶏場でも鳥インフルエンザ感染の疑い、飼養規模15万5,000羽で今季最大

16日午後4時頃、兵庫県姫路市の採卵養鶏場から、鶏の死亡羽数が増えているとの通報が所管の姫路家畜保健衛生所にあり、この養鶏場の鶏12羽の簡易検査で12羽すべての鶏について陽性が確認された。遺伝子検査の結果は今朝に判明する予定で、陽性が確認されれば、この養鶏場の鶏約15万5,000羽が殺処分されることになる。この養鶏場は、飼養規模からバタリーケージ養鶏場とみられる。バタリーケージ養鶏は現在、日本の採卵養鶏の9割以上を占める工業的畜産であり、EU(欧州連合)では、アニマルウェルフェアの観点で重大な問題があるとして、9年前の2012年から法律で禁止されている。

兵庫県姫路市をはじめとする兵庫県播磨地域は、大消費地である関西圏などで流通する鶏卵や鶏肉に占めるシェアが大きい近郊型養鶏集積地域のひとつであり、関西圏のスーパーなどでの取扱量が大きいことから、遺伝子検査陽性確定の場合は、今後、市場動向の影響は不可避とみられ、近畿地方では今季初、全国では秋田県横手市、鹿児島県出水市の2例に続き4例目となる。感染発生農場1件の飼養規模としては今季最大とみられる。

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