日本の持続可能な発展の可能性を潰してはならない!そんな思いで、ふなあんSEPC(社会起業プロジェクト複合体)では、社会の希少優秀人材としてのギフテッド2E型ASDの人を探しています。とくに診断を受けていなくても、その特徴を自認していたり、学校や職場などで「あなた、ギフテッド2E型ASDじゃないの?」と、その可能性を指摘されたりしていても構いません。ギフテッド2E型ASDの疑いを理由にして、差別的扱いを受けたりして、誰にも相談できないつらさを抱えている人であればなおさらです。
近年、ASD(自閉スペクトラム症)という精神医学的根拠に基づく差別が社会問題となっています。記者もその可能性を自認している一人です。そのASD属性のなかでも、ギフテッド2E型ASDという属性に該当する人は、ASD属性全体のわずか2%しかいないといわれています。ギフテッド2E型ASDは、IQ換算でIQ130以上相当とされますが、IQが20以上異なる人との間では、コミュニケーションが成立しないともいわれています。これは、IQが100±10の人が大多数を占めるといわれる、いわゆる大衆の「凡人」とはコミュニケーションが成立しないということになります。話を聞きもしないで避けられたり、共感が得られなかったり…そういった苦しみは、ギフテッド2E型ASD(可能性の場合を含む)だからかもしれません。
発明家のエジソンがギフテッド2E型ASDだったであろうことは、聞いたことがあるのではないかと思います。エジソンが小学生のとき、学校の担任から、あるメモを親に伝言するようにいわれました。このメモを読んだエジソンの母親は号泣し、エジソンに「学校にはエジソン君を教育できるような優秀な教員はいないので、登校しないでください」とメモにあったことを伝え、学校から不登校を求められます。そして、その次の日から、エジソンは母親によるホームスクーリングを受けることになったのです。その母親の没後、その学校からのメモが遺品として見つかり、読んでみたところ、実際には「エジソン君はどうしようもない精神の異常をきたしています。(だから、学校では手に負えません)」とのクレームのメッセージだったのです。実は、記者の私も、学校や職場などから、そのような異端ゆえの差別的な扱いを受け続けてきましたので、このエジソンの話は、非常に強く共感できます。そのような人を探しているのです。
「強いこだわり」について、このように考えます
「ASDの強いこだわりは異常だ」と言われたりしますが、その多くは、低知性寄りの偏見だと考えます。プロや職人の仕事にみられるように、凡人が到達し得ないような、その強いこだわりは、職業的能力です。ASDの強いこだわりを否定する社会は、イノベーションによる成長を否定することで硬直化し、衰退の一途をたどります。このことは、作用は強烈であっても、健常性の維持のためには、少量であっても絶対に欠かせない、ビタミンAのような脂溶性ビタミンのような存在といえるでしょう。ASDの強いこだわりを理解し、しっかりと活かす社会だからこそ、社会はおもしろく潤いのあるものになるのです。
ふなあんSEPCでは、凡人が気づかないような価値観こそ、持続可能な発展の原動力と考え、大切にしたいと考えています。そして、そのような価値観に基づくアイデアが交わり合うことで、社会の想像を超える、新しい価値の創造の可能性があることを信じています。あなたは決して一人ではありません。あなたと少なくとも一つ、二つの共通の価値観をもつ人は、必ずいるはずです。多くの母集団から、あなたが独力で探すことは至難の業ですし、記者もそのようなことで苦労をしていますので、その真の意味をよく知っています。だからこそ、ギフテッド2E型ASDの人が心のよりどころにできる場をつくるべく、ここに募るのです。まずは、関西(北大阪・大阪・阪神を中心としたエリア)から、リアルでも集える場をつくりたいと考えています。われこそは、という方は、FMGのとくに共感できる記事に対するご意見・ご感想を添えて、まずはFMGお客様サポートデスクにお問い合わせください。(記事に対するご意見・ご感想の付記は、あなたが真剣な気持ちで応募する意思があることを確認するためです。)
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