愛知県豊田市は14日、市の事業への申込者34人に宛てたメールを送る際、誤ってTo:欄に複数の参加者のメールアドレスを入力して送信したために、他の申込者のメールアドレスが丸見えになる個人情報漏洩トラブルを起こしていたことがわかりました。豊田市は14日、市の事業への申込者34人に対して電話で謝罪し、当該メールの削除を要請したということです。
●豊田市報道発表資料(2024年4月14日)
https://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1058529/1058712.html
BCC:で送信すべき
このような、50人くらいまでの同報メールを単発で送信する場合には、Bcc:に入力して送信すべきです。ただ、あまりにも同報者が多い場合は、メールサーバーによってスパム認定され、通信が遮断されることがありますので、このような、送信のたびに宛先が変動し、なおかつ、宛先が多数になるような場合には、1回あたり50人以下になるように小分けにして送信するか、メール同報に特化した大量同報送信サービスへの契約を検討することをお勧めします。会員制サービスなど、同一者に定期的にメール配信を行い、かつ、全体での情報共有が必要な場合には、メーリングリストシステムの利用が適しています。
To:複数入力禁止運動を推進中
ビジネスメールの送信方法がわからない人が増え、社会問題になっています。とくに、行政関係者やNPO/NGO関係者は無視厳禁です。無意識のうちにやらかして、後で大問題となることが多いからです。このような問題行動の事例を、ふなあんではこれまでに何度も目の当たりにしてきました。
そこで、ふなあんでは、To:複数入力を禁止し、個人情報漏洩を元から断つ運動を推進しています。今一度、ビジネスメールの正しい送り方を確認しましょう。過去にも関連記事を配信しておりますので、併せてご確認ください。
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