イスラエル軍に食事配布のマクドナルドに抗議の動き国際的に:最新マクドナルド反対市民運動事情

英国バーミンガム市内のマクドナルドで、パレスチナの国旗色に色付けされたネズミを放した男性の行動が世界を騒がせています。この男性は、イスラエルのマクドナルドが、イスラエル軍側に対して、無償で食事を提供した行為が、親イスラエル派米系グローバル企業によるイスラエル(爆撃)支援行為であることに抗議するため、パレスチナ擁護の意を込めて、害獣として敬遠されるネズミをバレスチナの国旗の色に色付けし、それらを、男性の居住地近くとみられる英国バーミンガム市内マクドナルド店舗内で放したといいます。この画像は、韓国の中央日報など、世界各国のメディアに流れたとみられます。

●韓国中央日報の記事(「ネズミバーガーをどうぞ」 数十匹の「ネズミテロ」にマクドナルド大騒動=英国)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e287d00d3c7874983a0ac27de40eb8f1979776a

いかなる理由があろうとも、テロ行為の域に達するような暴力的行為は決して許されてはなりません。たとえそれが市民感覚に基づく抗議であっても、そのようなテロ行為が行われれば、善良な市民感覚に基づく市民運動そのものが誤解やそれによるイメージダウンを招くおそれがあり、市民運動家としても困ったことです。

しかし、日本では大人しすぎる、世界の空気を読まない「平和ボケ」行動が問題となっています。「マクド1個、イスラエルの爆弾一発」が世界の合言葉になっている今でも、日本のマクドナルドでは、平日の夕食時間帯も賑わい、休日にもなれば、近隣の道路が、ドライブスルー待ちの車列で渋滞を招く迷惑な事態を招いています。グローバル社会の今日にあって、ほんとうに恥ずかしいかぎりです。少なくともマクドナルドが大嫌いで、一日も早い日本撤退を願ってやまないFMG読者のみなさんは、このような低知性の日本人の実態を嘆いているのではないかと信じてやみません。

イスラエル軍側への食事提供をめぐるマクドナルドの親イスラエル行為問題に対する抗議行動は、英国にかぎった話ではありません。イスラエルの周辺の中東各国でも、マクドナルド反対運動のうねりが起こっており、程度の差はあっても、全世界的に何らかの市民運動が起こっているとみられます。この欧州や中東でのマクドナルド反対市民運動の国際報道をしていたのも、韓国の中央日報ですから、韓国でもマクドナルド問題に対する意識が日本よりも高いことがうかがえます。このようなことからも、能天気にマクドをほおばる日本人(とくに社会問題への関心がない低知性層)が異常であることは明らかです。さらにいうなら、同じハンバーグを扱う外食競合のペッパーランチで病原性大腸菌食中毒問題が起きても、マクドナルドは「別腹」といいますから、これには開いた口がふさがりません。(韓国のマクドナルドでも過去にHUSを起こして問題になっているのにね。(苦笑))

●イスラエル軍によるとみられる白リン弾使用の様子(韓国中央日報)
https://japanese.joins.com/JArticle/310911?sectcode=A00&servcode=A00

以前の記事でもお伝えしているように、私たちは、イスラエル産品はもちろんのこと、親イスラエル派米系資本の商品の不買・不使用を貫くことで、非暴力のイスラエル抗議運動ができます。このマクドナルドの例でもわかるように、むしろ、後者のほうが、国際的に勢力を拡大している巨大勢力であることから、より厄介な存在だといえます。後者の具体例としては、マクドナルド、P&G、マイクロソフト、コカ・コーラ、メタ(フェイスブック、インスタグラム)などがあります。銀鮒の里アカウントの取得に際しては、これらの商業的勢力を肥やさないための配慮を促していますので、おそらく日本国内では、最もスマートに非暴力のイスラエル抗議運動に取り組む方法といえるでしょう。イスラエル・中東問題などに関する記事にコメント参加すれば、どこよりも深い理解が得られます。あなたも、スマートで具体的なSDGs第16目標(平和と公正すべての人に)に取り組むために、銀鮒の里アカウントを使った活動に取り組んでください。

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