神戸創業の主要老舗洋菓子店で、現状ではヴィーガン対応を行っていないことが、FMGの調査でわかりました。FMGでは、神戸市内で創業の老舗洋菓子店4社(モロゾフ、ケーニヒスクローネ、ゴンチャロフ、ユーハイム;いずれも神戸市)の実店舗で、ヴィーガン対応の商品の展開状況について聞き取りを行いました。その結果、4社とも、「現状ではヴィーガン対応は行っていない」との回答でした。
あの有名格安食品店でも動物性原材料不使用の輸入菓子
全国で格安食品店ブランド「業務スーパー」を展開する神戸物産(兵庫県加古川市)でも、イタリア製の菓子などで、動物性原料不使用の菓子が入手できるようになってきています。これは、輸入元の国で、手軽に入手できる格安商品においても、ヴィーガン対応が着実に進んできていることを意味しています。言い換えるなら、贈答向けの高級菓子で知られる日本の神戸ブランドなどがこれまでのブランドにあぐらをかき、対応を怠っている島国根性が露呈しているともいえます。ことにSDGs時代の今日にあっては、畜産の地球温暖化に与える影響や鳥インフルエンザなどの家畜感染症で大きく影響を受けることが問題視されるようになっており、実際に、調査時に鳥インフルエンザの影響による一部販売取りやめの案内を掲出している店もありました。FMGでは、調査を行った4社に対して、SDGsの取り組みの一環として、ヴィーガン対応の商品開発を行うよう要望しました。
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