香川県は、同県観音寺市の採卵養鶏場で新たに3例目となる鳥インフルエンザが疑われていた事例に関して、遺伝子検査の結果、H5亜型の遺伝子が検出され、HPAIの疑似患畜であると確定されたと発表しました。このため、香川県では、この採卵養鶏場の採卵鶏約1万4,000羽と、その疫学関連農場にあたる2農場の採卵鶏約2万羽の、合計で3万4,000羽の全数殺処分を進めています。
このAI事例の確定で、観音寺市内では、この11月だけで3例が立て続けに発生したことになり、瀬戸内海の対岸にあたる岡山県倉敷市での3例発生と同様の状況となっています。さらに、同じ瀬戸内海沿岸地域にあたる兵庫県たつの市でも1例が発生しており、工業的養鶏場の集積地がある瀬戸内海沿岸地域がHPAIの高リスク地域になっている現状が浮き彫りになっています。
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