健康意識の高い層で関心をもつ人が多いヨガ・体操(エクササイズ)・マインドフルネスのセミナー。
参加してすぐは、誰もが健全と思える受講内容です。
ところが、セミナーのクライマックスが近づくにつれて、スピリチュアル色が強くなり、雲行きが怪しくなってきます。
それでも、健全なセミナーの触れ込みを信じて、真面目な人ほど、疑う気持ちを押し殺して、最後まで参加します。
そして、セミナーの最後、疑いの気持ちは、確信に変わります。
「健康体操に使う器具を、ノルマを選んで仕入れて(まとめ買い)してください。ノルマを達成すれば、(本部は)そのノルマに応じて、ボーナスを支給します。そして、今度はあなたが、知り合いなどに、あなたと同じようなノルマを課してください。その知り合いも、あなたと同じように、頑張れば儲かります!」
セミナーの最後のところだけをとれば、れっきとした連鎖販売取引(マルチ商法)です。ところが、そのようなセミナーの主催者の常套句は、
「セミナーを拡げる一環であり、マルチ商法ではない」と否定します。
このような経験をされた方はいませんか。このような、健康などの意識の高い層を狙った隠れマルチ商法の実態があることを把握しています。
健康増進のセミナーに参加すること自体は問題ありませんが、万一、セミナーの途中や最後に主催者からマルチ商法の疑いのあるような勧奨行為を受けた場合は、直ちに、以後の参加をやめてください。そして、銀鮒の里アカウント事務局(銀鮒の里学校)に連鎖販売取引疑惑情報として通報してください。(その時点で参加をやめて連鎖販売取引疑惑情報の通報をした場合は、通報者のあなたの市民信用に傷がつくことはありませんのでご安心ください。)
【注意】いきなり消費生活センターや消費者庁に通報した場合、通報のしかたによっては、動いてもらえない場合があります。連鎖販売取引自体は合法であることから、行政機関では取り締まるための法的根拠を見いだせず、却下される可能性があるからです。(そのような対応が、消費者側が泣き寝入りを強いられることになる原因のひとつとなっています。)しかし、マルチ(まがい)商法が反消費者的行為であることには変わりはありませんので、まずは、銀鮒の里アカウント事務局にワンクッション置いた相談対応をすることを強く推奨します。銀鮒の里アカウント事務局が事例をお伺いし、状況に応じて最適化し、適切な行政機関に情報提供のうえ、指導要請を行います。
最後まで真面目に参加してしまうと
マルチ(まがい)商法ではないという主催者のいうことを信じて、最後まで参加した場合、あなたは、客観的には、連鎖販売取引の関係者となってしまいます。マルチ(まがい)商法の疑いを察知して直ちに離脱した場合は問題ありませんが、連鎖販売取引の関係者となってしまった場合は、市民信用に傷がつき、銀鮒の里アカウントの取得審査に落ちて、以後、健全な市民運動に参加できる機会を閉ざされるリスクもあります。健全な市民運動に参加する第三者からみれば、「マルチ商法に巻き込んでくる危険人物だ」と映ってしまうわけです。あなたが加害者になってしまうことのないよう、疑わしいなと思ったら、直ちに、銀鮒の里アカウント事務局に通報・相談をしてください。
スピリチュアル色のある企画は参加しない
スピリチュアル色の強い企画は、真面目で理系分野に弱い(文系肌の)人や、都会暮らしで世界観の狭さに飢えている人、小心者が関心を持ちやすい傾向があります。自然科学系の学びや、そのような学びが活きる農村での濃密でダイナミックな活動で関心の隙をつくらず、スピリチュアル系以外で世界観を拡げる努力を惜しまないことが、世界観の狭い人がとりつきやすいスピリチュアル系から距離を置くことになります。スピリチュアル系には、無知な人を陥れる罠があると疑い、はじめから関心を持たないこと、あなたには現実世界で関心をもつべきことがいくらでもあるのだということ、それに気づくのが暮らしの学問なのだということを知ることが大切です。
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