アベノマスク、希望者配布10億円、焼却処分なら6千万円、試算結果

ムダがムダを生み、そのムダをなくそうと努力してもまた別のムダが…

岸田首相は、アベノマスクをとにかく今年度中には、いかなる方法をもってしても完全に処分する方針を打ち出していました。1月28日までの期限で、アベノマスク余剰在庫の希望者を国民から募ったところ、在庫(約7,900万枚)の約3倍にあたる約2億8,000万枚に相当する希望が寄せられたと、当時、配布を命じた安倍元首相が何の問題もないかのように説明したということです。

しかし、問題はここからです。とりあえず、すべてのアベノマスクを希望者に配布できる目処は立ったという安倍元首相の説明でしたが、仮にすべての余剰在庫を希望者に発送した場合、その発送にかかる費用だけで約10億円がかかるとの試算があるということです。すべての余剰在庫を焼却処分にした場合は、約6千万円で済むそうです。いずれの場合も、国民から集めた国税で賄われることになります。これに関して、「希望者に配るのに10億円がかかるくらいなら、焼却処分したほうがマシ」との、呆れ果てて冷めきった民意が多いといいます。厚生労働省は、(不良品を除いた)アベノマスク余剰在庫の希望者への発送を3月上旬より順次行う予定だということです。

アベノマスクの配布を決定したその瞬間から、嫌な予感はしていましたが、その予感は見事に的中したというより、想像を大きく超える前代未聞ぶりを呈しています。

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