【注意喚起】街頭設置の手指消毒液は必ず成分確認を

食中毒・免疫力低下・アナフィラキシーショックの危険も

手指消毒液は医薬部外品のものがよく使われますが、医薬部外品のエタノール製剤には、法定表記上の有効成分として、ベンザルコニウム塩化物などの陽イオン界面活性剤やクロルヘキシジン塩がよく配合されていますが、陽イオン界面活性剤は急性毒性が強く、消毒液使用を繰り返した手で食品に触れると、手指上で濃縮された不揮発性の陽イオン界面活性剤が化学性食中毒の原因になる可能性があります。食中毒は起こさなくとも、陽イオン界面活性剤を含有する手指消毒液の使用習慣が続くと、無意識のうちに口から体内に入り、腸内細菌叢が悪影響を受けることにより、免疫力が低下する懸念もあります。これでは、新型コロナの感染防止のためのはずの手指消毒液のこまめな使用が逆効果ということにもなります。また、クロルヘキシジン塩には、アナフィラキシーショックの副作用例が知られており、クロルヘキシジン塩の含有を確認せずに手指消毒剤を使用すると、体質によっては、アナフィラキシーショックの危険を伴う場合もあります。

食品添加物エタノールで手指消毒を

消毒が必要な場合にのみ、食品添加物エタノールを使用するようにします。その場合も、成分確認は忘れずにすべきです。ある合成洗剤メーカーが、「食品添加物エタノールだと肌が荒れるので、医薬部外品を使うべき」と言っていたのを確認していますが、デマです。十分にご注意ください。

コメント

PAGE TOP
⚠警告:非認証ユーザーのコピー行為はあなたにとって重大な法令リスクを伴います。