【銀鮒の里学校の学校給食】辛くないこどもカレー(ベース)(1)

辛味がまったくなく、辛味が苦手な小学校低学年でももりもり食べられる、それでいて、カレーの満足感があるこどもカレー(ヴィーガン対応)のレシピの一例を紹介します。

【材料】小学校低学年の児童10人分〜大人5人分
玉ねぎ(大) 1個
米油 50mL
薄力小麦粉(国産) 50g
クミンシード粉 10g
コリアンダーシード粉 10g
ターメリック粉 10g
粗塩 適量
水 1L

お好みの具材(煮込み用)
きのこ類1種類以上(エリンギ、ぶなしめじなど)+ひよこ豆、大豆(水煮)、じゃがいも、かぼちゃ、さつまいも

お好みの具材(後乗せ用)
ほうれん草など

【作り方】

  1. 玉ねぎをできるだけ薄く切り、米油を入れ、熱した鍋に入れ、全体が狐色になり、香気が完全に焙炒香になるまで根気よく炒めます。一旦薄く伸びた米油が、玉ねぎからにじみ出て、その油が透明になっていることも確認します。
  2. 玉ねぎを炒めたところに、小麦粉を全量加えて炒めます。
  3. 次に、クミンシード粉、コリアンダーシード粉、ターメリック粉を全量加えて、ペースト状の小麦粉と均等に混ぜ込み、ほぐすように炒めます。炒め終わったら、一旦鍋から出します。
  4. 鍋に水を全量入れ、好みの具材(煮込み用)を煮込みます。芯まで火が通ったら、粗塩で下味をつけます。
  5. 3で取り分けたカレールーを4に加え、玉ねぎが溶け、自然なとろみが出るまで、かき混ぜながら煮込みます。必要に応じて、粗塩で味を整えてできあがりです。

【ポイント】

  • 玉ねぎを根気よく炒めるので、油は酸化に強い油であることが必要です。必ず米油を使ってください。他の油ですと、焙炒時に酸化して油酔いの原因物質が発生したり、油特有のクセ味が出たり、ベタつきが強くなったりするのでおすすめしません。スーパーなどで売られている廉価なサラダ油は、遺伝子組み換えの大豆や菜種、コーンが原料になっているものが多いですので、絶対に使用しないでください
  • 鍋は鉄製・ステンレス製・琺瑯製のいずれかをおすすめします。テフロン加工のものは絶対に使用しないでください。熱量が得られる熱源をおすすめします。(IHはおすすめしません。)
  • 玉ねぎを根気よく炒めることで、味が決まります。完全に焙炒香になるまで炒めることで、うま味のあるやさしい甘味と香気がしっかりつき、カレーの風味を決めます。この焙炒工程を丁寧にすることが最重要ポイントとなります。(焙炒が不十分ですと、玉ねぎ特有の刺激臭が残るうえ、焙煎玉ねぎ特有のうま味が出ず、不味くなります。)
  • 具材にきのこ類を入れると、核酸(グアニル酸)のうま味がつき、深いうま味が出ますので、必ず1品目以上入れて煮込むのがおすすめです。

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