佐賀県鹿島市で国内畜産今季初の鳥インフルエンザ発生

佐賀県は25日、佐賀県鹿島市の採卵養鶏場の採卵鶏から、鳥インフルエンザ(AI)の疑似患畜が確認されたと発表しました。佐賀県では、25日9時より、この採卵養鶏場の採卵鶏の全数にあたる約4万羽の殺処分などの防疫措置を開始しました。24日23時30分より開始された佐賀県の鳥インフルエンザ対策本部会議の議事内容によりますと、殺処分された採卵鶏は、埋却場所がないため、鹿島港近くの野積み場に一旦集積した後に、臨時に設置する焼却炉で焼却処分にする予定だということです。

●佐賀県による情報
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00399932/index.html

クリスマス・お正月シーズンで家禽畜産品の需要増加、家禽食を選ばない選択を

国土事情に照らして畜産に向かない日本の畜産超過の実態を問題視するメディアは想像以上に少ないものです。日本の畜産超過は、AIなどの家畜伝染病の被害を深刻化させ、昨季では、鳥インフルエンザの疑似患畜として1,700万羽以上が殺処分されました。鶏卵や鶏肉を食べて安全かどうかの議論は論点のすり替えであって、そもそもこれら家禽畜産物を食べないことが、畜産動物の苦痛を無駄に増やすことに歯止めをかけるうえで重要になります。季節の野菜中心で、家禽畜産物を全く使用しなくても、クリスマスやお正月を祝うことは可能です。欧米と比べて大きく遅れをとっていることが指摘されている日本のエシカル購買。鳥インフルエンザのシーズンにはとくに真剣に考えていきたいものです。

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