ChatGPTにマイクロソフトの検索エンジンを実装、米MS発表

米国マイクロソフトは23日、生成型AI新興企業で知られる同OpenAIの生成型AIサービス、ChatGPTに、マイクロソフトのWindows標準の検索エンジンBing(ビング)の検索機能を実装すると発表した。ChatGPTをめぐっては、日本国内の自治体や企業などでの利用実証をこぞって開始するなどと、NHKなどのメディアが、ニュース性の高い記事として、毎日のように報道しているが、コンピュータが得意とするような演算処理やビッグデータからのデータ抽出は得意とする一方で、エラー(誤った情報の出力)や熟考レジリエンスが低いなど、コンピュータ特有の融通のなさで、人間の頭脳には遠く及ばず、使い物にはならないという批判も根強くある。大学などでの教育界では、学生のレポート課題のAI依存などの悪用で怠惰の助長につながるとの理由で、ChatGPTの使用を禁止する学校も出てきている。実際に、FMGでの検証でも、ChatGPTによる誤った回答の出力や回答のブレ(論理的一貫性のなさ)、複雑な考察を必要とする命題に対するコンフリクトなど、未熟なAIならではのバグ的事例を多く確認している。

買収への試金石か?

今回のChatGPTとのBing連携の場合については未定だが、これまで、マイクロソフトが提携発表した事例は、近い将来、買収に発展することが多く、IT業界における寡占の象徴として問題視されてきた経緯がある。このことからFMGでは、今後もマイクロソフトの派手な行動には注視すべき状況が続くと分析し、注意を呼びかける。

コメント

PAGE TOP
⚠警告:非認証ユーザーのコピー行為はあなたにとって重大な法令リスクを伴います。