淡い桜色とやさしい風に包まれ、草木もカエルや鮒のような里山のなかまたちも一斉にうきうきと動き始めます。
能勢・ぎんぶなのうえんでは、一年で最もやさしさに溢れる季節です。
でも、そんなやさしい季節も、一年のうちで、たったの1週間程度です。
行く春や鳥啼き魚の目は涙
という、松尾芭蕉の俳句があります。やさしく美しくも儚いものごとを憐れみ、そのひとときを大切にしたいという、日本のこころをあらわす句です。厳密には5月中旬頃の句といわれていますが、桜の花びらが春風に舞い、あっという間に葉桜になってしまうという、美しくも儚い様子に感動し、思わず涙もろくなってしまったという方は多いと思います。銀鮒の里学校発起人の私は、小学生の頃から毎年、このような体験をしてきましたが、一生のうちで、何日、桜の花のある風景をともにできるかと考えると、また涙もろくなってしまいます。
日本人が豊かに生きることを許してくれる調和の営みは、訪ねる人を感動させます。能勢・ぎんぶなのうえんの里山の自然は、現代の日本人が忘れかけていたものごとに気づかせてくれます。この記事では伝えきれないよさが多くあります。3アールほどの里山の小さな農園ですが、実際に訪ねれば、きっとそのことに気づくはずです。ぜひ、銀鮒の里アカウントを取得して、日本のこころが今に息づく里山能勢のほんとうの魅力を、あなたなりに実感してみてください。草の根教育機関だからこそできるおもてなしがあります。
銀鮒の里アカウントの取得は、下記のURLで無料でできます。
銀鮒の里学校(ぎんぶなのさとがっこう):総合窓口
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