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【マクドハピセ騒動】これが正統:巷に溢れる新参ソフト批判をマクド反対運動のベテランが一刀両断!

マクド参入国で最も低調といわれる日本のマクド反対運動。店舗数が本家のアメリカに次ぐ世界第2位という定量指標が、そのことを如実に物語っています。しかし、最近勃発したハッピーセットの「ちいかわ」「マイクラ」のおもちゃと「ポケモン」カードのオマケ転売問題は、そんな日本でさえも、消費者庁がフードロス問題の改善をマクドに要望するほどの大騒動に発展し、マクド不買運動の機運が高まっています。ハッピーセット廃止はおろか、マクドそのものを日本から追放させる、空前のチャンスが到来しています。しかしFMGでは、世界のマクド反対運動と、熱しやすく冷めやすい日本のマクドバッシングとを対比してみると、現状のままでは、今回のハピセ騒動も、ネットやメディアの話のネタ程度の一過性の騒動で終わるのではないか、との冷ややかな観測をしています。

前提:マクドハピセ問題の本質

FMGでは繰り返し訴えているように、このマクドハピセ問題の本質は、商業依存に陥れることによって惹起される教育問題です。昭和の頃の小学生が、虫とりや魚とりに夢中になっていたのとは対象的に、令和の小学生は、何の教育的意義もない、任天堂やポケモンがでっち上げた架空のキャラクターに目を奪われることを是とし、自然の奥深さや尊さを知らない周囲の大人(現代の日本社会)は何も異論を唱えない、そこに問題があるのです。そのような意味のない架空のキャラクターが描かれた、ただの紙切れに、狂気的な商業主義的思惑を持った「転売ヤー」が集り、ネットオークションで「1枚2千円程度で売れる」などと身勝手に射幸心を煽っては、教育問題の板挟みになった令和のこどもたちを悲しませるという悪循環。マクドのハピセを欲しがるこどもたちは、「ポケカが手に入らないこと」で被害者だという論調が多くみられますが、この論調には論理のすり替えが潜んでおり、誤解を招いています。正しくは、マクドのハピセを欲しがるこどもたちは、「ポケカにしか興味を持てない」ことで被害者なのです。すべては、意味のない架空キャラクターに興味を仕向け、そのことで、自然や自然から派生する文化は忘却させるという、あまりにも愚かすぎる教育問題が根底にあるのです。加えて、ゴミ同然の劣悪なジャンクフードであるがゆえに、転売ヤーに投棄されても何も対策がとれなかったマクドの本音がバレたことで、「フードロス問題」という「二次災害」まで発生、消費者庁まで苦言を呈した異例の事態で、むしろ、このことに、より厳しい批判の目が向けられるようになったのです。しかし、フードロス問題は、この問題の本質から目を逸らさせることになっており、この問題の複雑さを表しています。

「オマケの提供方法を変えるべき」という意見について

結論から言えば、すべて、焼け石に水です。先述のとおり、マクドハピセ問題は教育問題であるかぎり、オマケありき論は前提に反することであり、棄却されるからです。

意見パターン1:「小学生以下の年齢制限をすべき」

この意見は、小学生がマクドを食べることも、商業依存を煽るオマケをもらうことも、とくに問題がないということが前提となっています。アメリカなどの国では、そもそも小学生以下のこどもに不健康なマクドナルドを食べさせることそのものに問題があるのであって、オマケがなくても、マクドナルド問題が成立するには十分な条件が揃っていることになっています。さらに、オマケがつくことで、こどもの購買意欲を刺激し、実際に購入して食べることで、こどもが健康を損ねるリスクが高くなるとして、サンフランシスコ市など一部の先進的な自治体では、ハッピーセットを規制する条例を定める動きまで起こっています。このような海外の動きの根底にある考え方にも反する考え方といえます。

意見パターン2:「食べたあとにオマケと引き換えるようにすべき」

この意見も、パターン1と同じ前提に立っています。不健康なマクドを食べることが必須条件であり、「マクドを食べてからオマケと引き換えるか」という命題に対して、答えが真(True)ならば、オマケの提供があるという論法です。逆に、今回問題となった転売ヤーは、マクドを食べない、すなわち、答えが偽(False)であるために、オマケがもらえない、オマケがもらえなければ、転売は確実に抑止できる、というわけです。この論法では、単に転売の抑止のことしか考えられていないことになります。もちろん、マクドを食べることもオマケをもらうことも是ですから、前提には反し、論外ということになるわけです。

その他にも、「制限を免れやすいモバイルオーダーを無効化すべき」などの意見もありますが、どれも、前提に反するものであり、棄却されるべきという答えとなります。

意見パターン3:「昔のようなマクドオリジナルキャラクターのおもちゃにすべき」

これは、ある意味で日本マクドナルドの急所を突く意見といえますが、そのようなものであっても、現状のハピセの考え方では、おもちゃをオマケにつけること自体に問題があるという結論に収斂されていきます。マクドナルドオリジナルキャラクターを巡っては、日本マクドナルドには、臭いものに蓋をしたくなる経緯があります。それは今から15年前の2010年に遡ります。アメリカでは、こどもを不健康な食事に誘引する象徴となっていたとして、メインキャラクターのピエロ、ドナルド・マクドナルドの引退を求める市民運動が起きたのです。全米を巻き込んだこの市民運動は、日本にも影響が及び、ちょうどこの頃から、マクドナルド・ファミリーと呼ばれるドナルド・マクドナルドが率いる仲間もろとも、CMや店頭から姿を消したのです。

一見すると、他社キャラクタービジネス頼みではなく、とくにブームがあるわけでもないので、まだマシだという意見もあるようですが、マクドナルド・ファミリーがジャンクフード誘引の象徴である以上、こどもたちへのジャンクフードの刷り込みになるという批判は免れません。結局は、キャラクターが何であろうと、ハピセの本体がジャンクフードのセットであるかぎり、対策のしようがない八方塞がりであり、教育上の問題があることには変わりはないということです。その点でも、アメリカ・サンフランシスコ市での先行事例であるハッピーセット禁止条例は至極妥当ということができるわけです。

結論:「マクドハピセの廃止」までは言及できない意気地なしの民意

いずれの外部論調も、「転売行為や、それに伴うフードロスの問題は許せないが、マクドハピセをなくせとまでは言及しない」ということで共通しており、これらは、FMGやアメリカなどでの先行規制事例(Happy Meal Banning)とは全く別次元の意見といえます。一見すると、「日本もマクド不買運動の風が吹き始めたか」と思われがちですが、少し冷静に考えただけで、どれも「やっぱり新参者の戯言だ」と気づくほどに、脇が甘いものばかりです。今から10年前に、ふなあんの昭和の教育をとりもどす市民運動は始まりましたが、その動機のひとつが、マクドナルド反対運動です。今でこそ、今回のハピセ騒動で不買運動を宣言する人が増えていますが、この脇の甘さに気づけば、「また、いつもの熱しやすく冷めやすいマクドバッシングで終わるのか」と、一喜一憂すべきではないということがわかってきます。市民運動はそんなに甘くはありません。これからが正念場です。これからもこの運動の熱を維持、という生温いものではなく、今回のハピセ問題が、市民運動の炎をより大きなものにする「導火線」にしていけるかどうかが、マクドナルド問題の根本的解決の成否を決定づけるといえます。

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