岡山県倉敷市のバタリーケージ採卵養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に関して、殺処分後の採卵鶏は、当初は全数または大部分が県内の複数の施設で焼却が行われ、一部については埋却する予定でしたが、成鶏約51万羽とあまりにも大量であることに加えて、続発により焼却能力が逼迫しているため、急遽、全数埋却処分に変更されました。4日17時から、養鶏場が所有する敷地内での埋却溝掘削を開始、重機で掘削した埋却溝に消石灰を撒き、フレコンバッグに詰め込まれた殺処分後の採卵鶏を順次埋めていく作業が進められているということです。殺処分もまだ続いているということです。
なお、同市第1例目の殺処分後の採卵鶏約17万羽の焼却は現在も続いており、現時点では、9日に終了する見通しだということです。
多くの場合、殺処分羽数によらず、養鶏場敷地内への埋却が選ばれ、埋却地が確保できないなどのやむを得ない場合に焼却が選ばれますが、その逆で、可能なかぎり焼却し、焼却能力逼迫などのやむを得ない事情がある場合には埋却を選択するというのが、岡山方式のようです。(参考:2年前の美作市の事例も10月発生の倉敷市の1例目も全数焼却)
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