DHC化粧品で肌トラブル

ド直球のヘイトスピーチ問題で悪評が絶えないDHCですが、実は、主力事業の化粧品でも消費者問題は頻発しているといいます。他のメディアでは、DHCは「化粧品大手」と標記されますが、DHCは、英語等の外国語翻訳という全くの異業種で創業した企業です。化粧品といえば、「身体の外側の美しさや清潔さを保つ製品」という、身体に深くかかわらないという特性上、近傍業種の医薬(部外)品や食品などとと比べても法規制が緩く、安易に創業・事業参入されやすい半面で、高度に加工された化学(ファインケミカル)製品の一群であるため、高度な化学力と繊細な感覚・感性が求められます。それゆえに、企業側の認識の甘さ(カジュアル創業)に起因する消費者問題が起こりやすいという大きなリスクも併せ持っています。実際に、DHC化粧品の使用経験があるという方の中には、「DHC化粧品で肌トラブルを経験したことがあるが、その使用をやめたり、他社製品に替えて改善した」という声も多く聞きます。それもそのはずで、元来は化学の素人であるがゆえの、まるでポリシーのない見様見真似のような処方のセンスの悪さが際立ちます。同業他社が添加物削減(代替化)の方向で進歩する中で、DHCは保存などのための添加物も躊躇なく多く配合します。この傾向は、同じく後発素人の食品(サプリメント)でもみられます。15年前には、アロエドリンクから、保存料の安息香酸ナトリウムから(ビタミンC共存条件下で)発生したとみられる発がん物質ベンゼンが高濃度で検出されたことでも問題となりました。

素人でもよい。思いつけばオーライ。そういった化学事業者としてあってはならない浮ついた認識が、このような消費者トラブルを多く起こしてきたということも、知っておいていただきたいことです。

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