本日午後、在宅起訴されたアキタフーズ元会長の秋田善祺(よしき)と高級料亭での会食に同席した農水省の現役官僚6名の懲戒処分が決定しました。うち、事務次官の枝元真徹氏、生産局長の水田正和氏、大臣官房審査官の伏見啓二氏の上級官僚3名が減給1ヶ月10分の1、生産局畜産部長の渡邊毅氏、経営局農地政策課長の望月健司氏の2名が戒告、生産局畜産部畜産振興課長の犬飼史郎氏が訓告の処分となりました。
国家公務員倫理規程違反に関する関係者の処分等について:農林水産省
カネの問題ではない
わずか一円を盗んでも同様に罪に問われるのと同じように、この問題は、日頃からの国家公務員の倫理意識の問題です。日頃から日本の世界に類がないほどひどいケージ養鶏など工業的畜産に関して問題意識を持っていれば、ロビイストの誘いははねのけていたはずです。誘いに乗ってしまったということは、国民全体に公正公平に奉仕する国家公務員としての自覚を著しく欠き、日頃からボーッと職務をしている証拠だともいえます。懲戒免職処分が妥当であり、1ヶ月10分の1の減給や戒告・訓告だけでは激甘の処分だといわざるを得ません。皮肉にも鳥インフルエンザによる強制殺処分数は1,000万羽にも迫る状況であり、稚拙極まりない日本の農政は世界の恥さらしです。
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