信頼できる食育教材(教育プログラム)の選び方

あなたは、よい食育教材の条件をご存知でしょうか。あることの有無で、その食育教材を信頼できるかどうかが決まります。意外に思うかもしれませんが、それは、

うんち(腸内細菌)やつば(唾液)といった「ばばっち」についての言及(があるかどうか)です。

人はなぜ、何のために食べるか

この質問に正確に答えられる人は、意外と少ないです。結論から言いますと、人は、

腸内細菌にえさを与えるために食べているのです。

それは、どういうことかといいますと、人が必要とする栄養のうち、有機化合物の大部分は、食物からというよりも、むしろ腸内細菌が多く合成しているのです。つまり、人は、自分の腸内細菌を飼うために食べるのです。

こういうこともいえます。動物性食品のない一汁一菜の食事は、スタミナがつかない印象があります。それでも、昭和以前の人は、このような食事でも、過酷な手作業の畑仕事など、現代人よりも多くのスタミナが必要なことをこなしてきました。それは、昔の人は、腸内細菌が強く、大量のうんちを排便していたからだと考えられています。人は腸内細菌の3分の1をうんちとして肛門から排出するといわれていますが、うんちの量が多いということは、それだけ腸内細菌の総量も多いということであって、腸内細菌全体の量が多い場合は、たいていの場合、善玉菌が優勢な状態となっています。栄養物質を合成する善玉菌の量が多いということですから、食べるものが質素でも、スタミナがつきやすい身体になるというわけです。

悪い教材の例:日本マクドナルド「食育の時間+(プラス)」

食育とは縁がなさそうなマクドナルドがなぜ食育なのか、それだけでも首をかしげずにはいられませんが、やはり、前述のよい教材の条件を満たしていません。下の写真は、「食育の時間+」の紹介動画のスクリーンショットですが、うんち(排便)やつばに関する言及がないことがわかります。

実際の小学校での保健の授業や学校給食の機会を活かした食育でも、うんちやつばについて言及しない学校が多いようです。これもマクドナルドの影響なのかもしれません。うんちについての重要性は先ほど説明しましたが、つばについてもとても重要な意味があります。健康なつばには、解毒効果や口腔細菌の健全化作用があったり、免疫力を高める効果があったりします。そのようなつばが少ないと、虫歯や歯周病の原因になったり、さまざまな身体の不調の原因になったりするのです。口臭はそれらの前兆なのです。

児童をめぐるマクドナルド批判の代表的なもののひとつに、腸内細菌の劣化があります。マクドナルドの食事は食物繊維が非常に少なく、動物性食の割合が高いうえ、保存料や発色剤などの腸内細菌に有害とされる食品添加物も腸内に多く取り入れることになります。その結果、腸内細菌そのものも少なくなるうえに、悪玉菌の割合が増え、その結果、下水のような悪臭を放つ粘土のようなうんちが少量だけ出ることになります。臭いうんちが少量だけですから、うんちをする回数も少なくなり、うんちをしてもすっきりせず、臭いことで恥ずかしさが強くなるために、うんちをするのが嫌になり、その結果、便秘になる小学生が増えているのです。いまでは小学生の4人に1人、多い地域では3人に1人が便秘だといわれています。マクドナルドで腸内細菌が劣化し、うんちが少なく臭くなり、便秘になってお腹が痛くなったり、やる気が起こらなくなったり、やる気が起こらないから商業ゲームに逃避し、商業ゲームのキャンペーンをするマクドナルドに行くの悪循環から拔けられなくなり、学校の教職員も思考停止で指を咥えて何も手が打てない体たらくです。マクドナルドの食育は、一見して良さそうに見えるかもしれませんが、潜む食の問題に気づけなくする罠が仕込まれているので注意が必要なのです。

うんちがでかいこどもはモチベーションが高い

銀鮒の里教育論では、「うんち(排便)は第二の食事であり、肛門は第二の口であり、便覚(大腸から肛門で感じる排便時のすっきり感)は第六の感覚」だとして非常に重視していますが、こどもの排便量はモチベーションの高さと密接な関係があります。脳腸相関が近年の児童教育でもホットな話題になっていますが、排便量が多く、でっかいうんちをするこどもは、排便後のすっきり感が強くあり、善玉菌が優勢なので、腸内細菌の物質合成の状態がとてもよく、脳に好ましい影響をもたらし続けるため、モチベーションが高くなるのです。そのような好循環を生むには、「まごわやさしい」といわれる高繊維食の習慣がよいのです。まごわやさしいとは、まめ(豆類)・ごま(種実類)・わかめ(海藻類)・やさい(野菜類)・さかな(魚介類)・しいたけ(きのこ類)・いも(芋類)の頭文字で、日本の伝統的な素食の一汁一菜でよく摂取するものです。一汁一菜という質素な食習慣でも自然と高繊維食になるので、とくに費用がかかるとか特別な手間がかかることもないのです。そのようなまごわやさしいを多食するこどもは、腸内細菌叢がきわめて優秀なうんちを大量に排出するので、うんちに自信があり、全般的な自己肯定感も高いのです。そのようなこどもは、うんちがとてもきれいで、自他ともにうんちに自信と好意をもっているので、食事中にうんち(排便)の話をしたとしても嫌がりませんし、むしろ食欲がわくほどです。逆に、よくマクドナルドを食べる子は、臭いうんちを少量だけしか出さないので、うんちに強い嫌悪感を持ち、便秘になり、商業ゲームばかりして自分を失ったりします。どちらのこどもに育てるべきかは、もうおわかりでしょう。

食育教材には、うんちやつば(ばばっち)のことがしっかりと言及されているものを選びましょう。そうすることで、芯の強い、うんちもこころもねばりづよさのある賢いこどもに育つのです。

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