大量消費・大量廃棄を煽るあの外資系が消費税脱税、5年間で約14億円
東京国税局から消費税の申告漏れを指摘されたのは、アメリカを本拠国とし、日本国内でも会員制倉庫型店舗を展開するコストコ・ホールセールの日本法人、コストコホールセールジャパン株式会社(千葉県木更津市;以下、CWJ)です。CWJは、免税要件を満たさない外国人に消費税非課税で販売するなどにより、直近5年分の消費税約14億円が申告漏れ状態になっていたのを、東京国税局に指摘されたということです。東京国税局は、CWJに対して、申告漏れ相当額に、過少申告加算税を合算した約15億円を追徴課税したということです。
大量消費・大量廃棄を煽る独特の会員制販売ビジネスモデル
FMG報道局の近くでは、兵庫県尼崎市(最寄)と大阪府門真市にあるCWJの倉庫店。なぜCWJは、卸売(ホールセール)型の倉庫店舗で格安販売をしても莫大な利益が出るのか。その秘密は、年額約4,000〜10,000円という、販売店としては決して安くはない入場会費収入に、その利益の大部分を依存していることにあるといいます。CWJのウェブサイトによりますと、最も安いビジネス(法人向け)で4,235円/年、個人向けのゴールドスターで4,840円/年、最も高いエグゼクティブ(ゴールドスター(個人)/ビジネス(法人))で各9,900円/年ということです。もちろん、この会費は、倉庫店に入場して買い物をする権利だけに対する費用であって、商品代金は含まれていません。そこで問題になるのは、CWJのビジネスコンセプトは、元来大量消費型のアメリカの旧世代型のライフスタイルに合わせることではじめてお得感が得られるものであって、日本人のライフスタイルには合っていないということです。アメリカは新しいと盲信する低知性の日本人は、メンバーシップの会費で元をとろうとして、見かけ上は安く見える商品を大量に買い溜めをします。低知性の彼らは、倉庫にただ積まれただけの商品を無条件で「安いはずだ」と思い込む認知バイアスに囚われ、CWJの思うつぼになるというわけです。倹約家のようで、実は倹約家ではない、いわば「偽性ケチ」です。いかなる場合も、単位量あたりの価格と商品の生い立ちを必ず慎重にチェックするのが当たり前の真の倹約家「真性ケチ」のオカヤマンには、到底理解できない買い方です。商品の売られ方は、日本の多くの一般消費者には向かない卸売スタイルのため、とにかく一商品の量が多いのが特徴です。買うときにはテンションが上がり、帰って我に返り、食べられるはずもない大量の食品を消費期限切れで大量廃棄する罪悪を反省する繰り返しがやめられない…一種の依存症「コストコ中毒」に陥るわけです。結局、倉庫店をあまり利用することがなく、年会費で損をするか、年会費の元をとろうとして爆買いをし、消費しきれずに大量に捨てて損をするのがオチです。これも、CWJの思惑通りでしょう。このように、CWJの会員カードを持つと、大抵の場合、損をします。「CWJは損をするものだ」という、身の丈に合った認識を持ちましょう。
小学生もプレイで社会問題の戦争ゲーム会社も脱税発覚、日本ゲーマー向け課金分で約30億円
スマホ・パソコン(Linuxなどを除く)向け商業ゲーム「フォートナイト」を配信する米エピックゲームズのルクセンブルク関係子会社が、日本のゲーマーから得た課金収入約300億円の消費税分合計約30億円が申告漏れになっていることを、東京国税局が指摘していたことがわかりました。ルクセンブルグという海外に営業拠点がある関係企業が、日本国内でゲーム内アイテム課金に対する売上収入を得たことで、日本の税務当局から税務上の指摘を受けるケースは、これまではきわめて稀なケースでしたが、海外商業ゲームの配信・課金にありがちな申告漏れのケースとして、今後、同様のケースは増える可能性があるとみられています。
フォートナイトは、ゲーム本体は無料でダウンロードできる入りやすさも受け、世界的な大ブームを呼びましたが、殺傷シーンや暴力シーンを含む戦争ゲームであることから、CEROレーティングC(15歳以上対象)となっているにもかかわらず、小学生もプレイしている実態が問題となり、さらに、ゲーム中毒の症状のひとつである高額課金による家庭崩壊などのトラブルも問題となっていました。オンラインゲームの課金は、ゲーマーの射幸心を煽り、損を承知でワンプッシュ課金せずにはいられなくなる中毒性で金銭感覚が麻痺するなどの問題も指摘されています。とくに、小学生など、厳しく制限されたお小遣いで金銭感覚の発達途上にあるときに課金を許してしまうことの弊害は、下のNHKの動画資料が物語るように深刻なものがあります。小学生に商業ゲームをさせてはいけない、スマホを与えてはいけない理由のひとつでもあります。
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