【ユネスコ】世界自然遺産「奄美・沖縄」・世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を新規登録

ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、世界自然遺産「奄美・沖縄」(鹿児島県・沖縄県)を26日に、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道・青森県・秋田県・岩手県)を本日に、新規登録することを決定しました。

奄美・沖縄は、珊瑚礁や原生林が構成する豊かな自然生態系が評価されたとみられますが、日本政府が強行した沖縄の米軍辺野古基地建設などによる環境破壊の問題もあり、今後の日本政府の対応が注視されます。

北海道・北東北の縄文遺跡群は、日本に農耕が定着する以前の縄文時代の遺構であり、これまで縄文文化の中心と考えられてきた九州から関東にかけての地域から大きくかけ離れた、北緯40度以北の高緯度に集中していることもあり、生活文化や祭礼文化の変遷などの日本文化の起源の研究を進めるうえでも注目されています。同遺跡群に関する研究の進展により、近い将来、小学校や中学校・高等学校の社会科(歴史分野)や日本史の教科書の内容が大きく変わることになるかもしれません。

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