【速報】いわゆる「大麻グミ」中毒の原因物質HHCH、薬機法の指定薬物で禁止へ

厚生労働省は20日、イベント会場などで中毒者を発生させた、いわゆる「大麻グミ」に含まれているとみられる有害物質HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)に関して、22日にも医薬品医療機器法(薬機法)に指定薬物に新たに指定し。早ければ12月2日から、HHCHやそれを含むものは、違法薬物として、所持や使用、流通を禁止する方針を決めました。20日に非公開で行われた薬事・食品衛生審議会 指定薬物部会で決定されたものとみられます。

HHCHは天然の大麻には含まれないものの、すでに禁止薬物に指定されている大麻の代表的な有害物質THC(テトラヒドロカンナビノール)と分子構造が非常によく似ている化学合成のカンナビノイドで、現行では、指定薬物ではないことを理由に、規制を逃れていた実態がありました。HHCHを含むとみられるグミで中毒事故が起こっても、その製造販売者が即逮捕とはならなかったのは、そのためであり、法規制の不備が問題視されていました。

ヘキサヒドロカンナビヘキソール(HHCH)の構造式
THC(テトラヒドロカンナビノール)の構造式

未然防止のために化学構造論的包括指定は必須、先読み・先回りの対策を

FMGは20日、大阪府薬務課を通じて、大麻由来物やそれに関連する誘導体・化学改変体などといったカンナビノイドについて、化学構造論的包括指定の考え方に基づいて禁止するよう、政策提言を行いました。カンナビノイドをめぐっては、国に必要な届出を行い、審査を受けるなどの条件を満たした場合にかぎり、CBD(カンナビジオール)の流通が認められ、合法的に流通するCBDの入手や使用は規制がないなど、化学的一貫性の観点に照らして矛盾した実態が問題となっているほか、最近のHHCHのように、個別指定の制度では指定外となることから、法規制を逃れては、しらみつぶしに新規指定するといういたちごっこを繰り返してきました。今回のHHCHの新規指定も、とりあえずのしらみつぶし指定の一環とみられますが、しらみつぶし指定を繰り返すようでは、また別のカンナビノイドで同様の問題が起きるおそれがあることは、FMGや他の専門家も指摘しています。HHCHには、違法薬物のTHCよりも強い毒性がある可能性もあると指摘する専門家もいるほどです。

THCと同等かそれ以上の大麻と同様の作用を得ることを狙って合成される薬物の構造には、構造活性相関(SAR)に基づく一定の傾向があり、そのような一定の傾向を持つ、論理的に可能な構造式に該当する物質を包括指定することで、法規制逃れの合成などの行為を未然に防止すべきという、化学論的戦略が今すぐ必要だと、FMGは政策提言で訴えています。

カンナビジオール(CBD)の構造式

反知性は禁止で一貫の銀鮒の里

銀鮒の里の市民運動では、反知性を禁止するという考え方で一貫しています。大麻の弊害として、知能指数(IQ)が低下するおそれがあることは、厚生労働省のウェブサイトでも警告されています。合法・違法の別を問わず、大麻関連物の使用は、たとえ1回だけでも、銀鮒の里人生を破滅させます。(審査で一発で落とされる原因になります。)大麻由来物は、反社会的組織の資金源や人脈拡大ツールになる可能性があることも問題視されています。すぐ近くでCBD含有食品が販売されていたり、スピリチュアル系などの低知性受けするコミュニティなどを通じて、大麻由来物等が推奨・拡散されるおそれもあります。銀鮒の里アカウントを取得し、化学系市民アカデミア根拠の銀鮒の里のコミュニティでコミュニケーションをとることは、社会の大麻汚染を食い止めるうえで非常に有効となります。あなたもぜひ、銀鮒の里コミュニティに参加することにより、大麻等薬物問題の未然防止にご協力ください。

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