「危篤アラーム」鳴り止まぬ、焦るビッグモーター

つぶれる規模、やっぱりビッグが一番!

損保、信販、中古車情報サイト…急速に拡がる社会的制裁

これまで親しくしてきた損害保険各社が翻って受付中止、ビッグモーターに対する社会的制裁はそれにとどまらない。信販大手のジャックスも、中古車ローンの新規受付を中止、主要な中古車情報サイトの「グーネット」(運営元:プロトコーポレーション(名古屋市))と「カーセンサー」(運営元:リクルート(東京都千代田区))も、ビッグモーターが取り扱う中古車の情報掲載を取りやめる決定をした。中古車情報サイトの運営元各社は、掲載取りやめの理由について、「自社の判断に基づくもので、詳細については答えられない」という。いずれの場合も、自社の信用低下を激しく忌み嫌い、ビッグモーターの「対策」を回避する狙いがあるとみられる対応であり、ビッグモーターの悪事の深刻さを客観的に物語っている。

ビッグモーターは、これまでの売りだった、常時約5万台の中古車在庫を、損を承知でオークションに放出し現金化することで、急場しのぎの延命策を図っているといい、銀行大手3社(三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行)に加えて、創業地に近い中国地方の地方銀行(広島銀行・中国銀行)からなるとみられる取引銀行団との取引継続交渉を控えている。取引銀行団は、信用失墜行為を重ねるビッグモーターの異例中の異例の事態に、対応に苦慮しているといい、交渉は不調に終わるとみられる。

延命策も底をつきそうで、もはや「経営上の危篤状態」といえるビッグモーター。今でこそ、親会社の「ビッグアセット」で実権を握り続け、豪邸で「安泰」でいられる兼重親子だが、倒産すれば、数十億円ともそれ以上とも推定される兼重親子の資産も放棄を迫られる可能性もある。記者会見にも現れず、雲隠れを続け、グループLINEでの「教育」「死刑」など、語彙の少なさから低知性の実態がバレた「実質上の最高権力者」兼重宏一氏にも包囲網が迫っている。倒産すると、千億円単位の借金を抱えることになるとみられ、あまりの負債規模の大きさから買い手がつかず、かつての山一證券のように解散して、この世から完全になくなるのではという観測が現実的だ。ビッグモーターの「棺桶」の準備は、各方面で進んでいる。

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