【重要なお願い】昨日のNHK「あしたが変わるトリセツショー」放送内容に関する注意喚起

石けん屋への営業妨害!「せっけんと酢でパイルリボーン」は絶対にやらないで!

1日、NHK総合で放送の「あしたが変わるトリセツショー」のタオル取扱説明書の回で、不適切な内容が多数放送されていたことを確認しました。

横浜国立大学名誉教授 大矢勝氏の問題発言「合成洗剤と石けんが組み合わさると、タオルにとってはすごく優しい」一見して無難なような発言だが、実は、「せっけん」を持ち上げておくことで、合成洗剤を認めさせる口実をでっち上げ、善良な石けん運動を妨害しかねない問題発言だ。彼のこの狡い手段は石けん運動界隈ではあまりにも有名だ。

なかでもとくに、「せっけんと酢でパイルリボーン」は、石けんの誤用を助長し、健全な石けん運動を妨害するNHKの悪意すら垣間見られる、非常に問題が大きい内容でした。これは、洗濯しているタオルに石けん分と酢とを反応させることで油状の高級脂肪酸を発生させ、その脂肪酸を、水の影響をなくすための油として、パイルに含ませることで、パイルの立ちを復活(リボーン)させるという触れ込みでした。まず一つに、「ごわごわタオルの原因は水だった」ですが、そのほんとうの原因は、水ではなく、LASなどの陰イオン系合成界面活性剤に由来する負電荷(陰イオン)の残留です。このようなほんとうのことをいうと、NHKが懇意にしている(陰イオン系合成界面活性剤を主成分とする合成洗剤が主力商品の)花王などの合成洗剤業界にとって不利益になるため、意図的に論点を反らせた意図があるとみられます。洗濯中やすすぎ中などで、石けん分が残っている状態で酸性条件にすることは、表面に残留した油状の脂肪酸の酸化によって、独特の酸敗臭や黄ばみなどのトラブルの原因になり、このトラブルに起因した石けん離れの原因になることが、以前から問題視されています。石けん分を含む状態で酸性条件にすることは、石けんの化学を逆手にとった、明らかな誤用であり、このようなトラブルの原因になるため、絶対に行わないように注意してください。また、このようなNHKの放送内容を参考にした石けんの誤用に起因して、石けんメーカーや石けん運動体などに対して、石けんに問題があるかのような理不尽な言いがかり(クレーム)をつけるような行為は、大変迷惑ですので、絶対に行わないように注意喚起します。

また、タオルのくすみ、悪臭の原因についての説明で、花王の研究所(花王ハウスホールド研究所)が露出し、公共放送が守るべき公共性や公平性の観点から、重大な問題がある取材や編集が行われていたことも重大な問題です。

FMGでは、2日、NHKに対して、石けん運動を妨害しかねない誤った情報を、公共放送の番組で流布することは、石けんを生業にしている人たちの生活手段を奪うなど、無責任かつ重大な挑発行為だとして、厳重抗議しました。今後、FMG(ふなあん)を含む石けん運動当事者が共同でNHKに対して質問や要望を行うことも検討しています。

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